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韓国で昨年の新規就業者50万人増加、ほとんどが“質の悪い働き口”

登録:2015-01-05 21:04 修正:2015-01-06 15:34
卒業式を終えた大学生が学士帽をかぶったままで学校の就職掲示板を見ている。シン・ソヨン記者 //ハンギョレ新聞社

 昨年韓国で就業者が50万人以上増えたが、そのほとんどを50~60代が主導し、非正規雇用の規模も増えて働き口の質は下がったことが分かった。

 5日、統計庁資料によれば、昨年1月から11月までの就業者増加人員は平均で54万3000人と集計された。 12月の就業者増加数が40万人台に留まっても、働き口の増加幅は50万人を超える見通しだ。 これは2002年の59万7000人以後最多で、2013年の38万6000人と比べても4割増しの水準だ。

年齢別新規就業者数。//ハンギョレ新聞社

 働き口の数は増えたが、質は落ちている。 生産主力階層である30代の就業者は減少した反面、50~60代の就業者数が大幅に増加した。 30代の就業者数は昨年2万人減り、20代では5万8000人の増加に終わった。 50代は24万1000人、60代以上でも20万人増えて、50~60代が働き口増加幅の81%を占めた。 統計庁は「ベビーブーム世代(1955~1963年生まれ)が整理解雇や名誉退職、引退後に再就職や創業する事例が増えているため」と説明した。

 青年層と老年層の働き口は特に脆弱だ。 統計庁の「経済活動人口調査勤労形態別付加調査」(2014年8月)によれば、60代以上は正社員が54万1000人に過ぎず、非正規労働者は二倍以上多い118万5000人に達した。 1年前より正社員は5.3%増えたが、非正規労働者は11.1%増加した。 20代も正社員は1年前より1.8%の増加に終わった反面、非正規労働者は5.8%も増えた。 非正規労働者の規模も607万7000人で、1年前(594万6000人)より13万1000人(2.2%)増えて、初めて600万人を突破した。

世宗/キム・ソヨン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/working/672174.html 韓国語原文入力:2015/01/05 19:08
訳J.S(942字)

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