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市民3千人余 寒さも溶かす‘労組支持’ロウソク掲げる

登録:2013-12-23 09:17 修正:2013-12-23 10:27
‘放水車を阻め’ 鉄道労組幹部を検挙するためにソウル貞洞(チョンドン)の京郷新聞社建物にある民主労総本部に警察が公権力を投じた22日夕方、民主労総前に集まった民主労総組合員たちと、市民を解散させるために放水車が入ろうとするや、労組員らが墜落事故防止のために警察が張っておいたエアーマットで道を遮断し阻止している。 イ・ジョングン記者 root2@hani.co.kr

 22日、民主労総本部に警察が強制進入したという消息を聞いた市民たちが、ソウル中区 貞洞(チョンドン)の民主労総事務室側に続々と集まった。 "甘美な休日、少し暇を作って民主労総に来てください" というシン・スンチョル民主労総委員長の呼び掛けに応えた市民たちだった。 この日夕方、警察が陣を敷いている民主労総事務室を中心に、江北(カンブク)三星(サムスン)病院前と西大門(ソデムン)交差点、貞洞キル(道)などに3000人余り(警察推算1100人)の市民が集まってロウソクを掲げた。

 歩道を埋め尽くしたこれらの人々の一部は、警察バスの車壁と歩道の間に生まれた狭いアスファルトの路上にアルミ箔マットを敷いて席を守った。 アルミ箔とビニールでからだをくるんで寒さをしのぐ人々の姿も目についた。 「鉄道民営化阻止しよう」 というスローガンが、立ち並ぶ高層ビルと警察バスの間の狭い空間から響いていた。

 退職教師チョ・某(61)氏は「特に学生たちの姿がたくさん見える。 ドイツなどでは学生たちが意思表明ができるように積極的に権利保障に出ているが、我が国でもそのような風土にならなければならない。 全教組法外労組化と公共領域に対する民営化を相次いで見ながら集会に出てきた」と話した。

 カバンをかついだ学生たちは、冷え切った路上にノートを置いて座り、ロウソクを掲げた。 東国(トングク)大に通うチョ・ヨンウン(25・国語教育学)氏は「これらすべてのことが結局は私たちのこと、という考えで午前11時からこの席に出てきた。 最近‘お元気ですか’大字報が出てきた後には友人たちと社会問題に対する共感を形成できる雰囲気が広がっている」と話した。

 高等学校1年であるキム・ウンビン(16)さんとチョン・セヨン(15)さんも初めて集会現場を訪れた。 最近インターネットやツイッターなどで大学生が‘お元気ですか’大字報を書いて、社会問題に発言をする姿を見て勇気が出たと話した。 キムさんは「TVだけで見ている時は集会は恐ろしいものだと思ったが、実際に来てみるとそうではなかった。 共同体と国家がより良い方向に進むために悩む姿を見ながら、今後そのような考えで参加しなくてはと思った」と話した。

パク・スンホン、パク・ユリ記者 abcd@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/labor/616579.html 韓国語原文入力:2013/12/22 22:28
訳J.S(1296字)

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