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裁判所 「全教組名簿公開 チョ・ジョンヒョクら 16億ウォン賠償せよ」

登録:2013-09-04 20:51 修正:2014-09-05 13:18
チョ・ジョンヒョク前ハンナラ党議員

 ソウル中央地裁民事14部(裁判長 ペ・ホグン)は4日、全国教職員労働組合(全教組)が所属教師たちの名簿を公開したチョ・ジョンヒョク前ハンナラ党議員など政治家と東亜ドットコムを相手に起こした損害賠償訴訟で「被告は組合員に計16億4000万ウォン余を支払え」として、原告一部勝訴判決を下した。

 被告にはチョ前議員をはじめ2次で名簿を公開したキム・ヨンテ、チョン・ドゥオン セヌリ党議員、キム・ヒョジェ、パク・ジュンソン、チャン・ジェウォン、チョン・テクン、チン・スヒ、チャ・ミョンジン前議員、パク・グァンジン前京畿道(キョンギド)議員などの政治家と 教師名簿を報道した東亜ドットコムが含まれた。

 裁判所は「全教組は1999年に設立された合法的な団体であり、その活動や目的などに対する一部の批判的な見解があるからと言って所属教員の個人情報が公的情報に該当すると言うことはできない。 所属教員の情報公開は、教員の個人情報自己決定権と団結権を侵害する不法行為に該当する」と話した。 裁判所はまた「国民の知る権利、学習権、言論の自由、国会議員の議院活動などの権利は原告の権利侵害を正当化できない」と明らかにした。

 裁判所はチョ前議員には教師4584人に1人当り10万ウォンずつ4億5840万ウォン、これを報道した東亜ドットコムは同数の組合員に1人当り8万ウォンずつ3億6672万ウォン、キム・ヨンテ議員らは共同で8193人に1人当り10万ウォンずつの8億1930万ウォンを賠償せよと宣告した。

 これに先立ってチョ前議員は2010年4月、裁判所の公開禁止仮処分決定にもかかわらず、教育科学技術部から受け取った全教組教師情報を自身のホームページに公開した。 チョ前議員は裁判所の決定に従わず、抗告・再抗告を繰り返したが2011年最高裁は名簿公開は違法と判断した。

 これとは別に全教組教師3000人余りが一次でチョ前議員と東亜ドットコムを相手に損害賠償訴訟を起こし、1・2審で「1人当り10万ウォンずつの損害賠償をせよ」という判決を受けた事件は現在最高裁に行っている。

イ・ギョンミ記者 kmlee@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/602206.html 韓国語原文入力:2013/09/04 20:34
訳J.S(1073字)

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