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韓国野党議員ら、福島で日本の市民と「汚染水海洋放出」を糾弾

登録:2023-08-28 06:38 修正:2023-08-28 07:09
日本を訪問した正義党のカン・ウンミ議員(左から)、共に民主党のウ・ウォンシク議員、無所属のヤン・ジョンスク議員が27日、福島県いわき市で開かれた原発汚染水の海洋放出を糾弾する集会に参加している/聯合ニュース

 韓国の野党「共に民主党」と「正義党」の議員たちが27日、日本現地で開かれた福島第一原発汚染水の海洋放出を糾弾する集会に参加し、汚染水の放出に対する総攻勢を続けた。

 民主党のウ・ウォンシク議員と正義党のカン・ウンミ議員、無所属のヤン・ジョンスク議員は同日午後、福島県いわき市で開かれた汚染水放出糾弾集会に参加した。ウ議員は同日の集会で「今回の汚染水投棄は穴だらけの国際原子力機関(IAEA)の報告書や多核種除去設備(ALPS)の性能の未検証などをめぐる懸念だけでも致命的な犯罪行為」だとし、「尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権は岸田文雄政権の海洋投棄を支持しているが、大多数の韓国国民は明らかに反対している」と述べた。正義党のカン・ウンミ議員は「汚染水の海洋投棄は海を生活の基盤としている世界の市民に対する犯罪行為」だとし、「韓国と日本の市民が緊密に連帯し、汚染水の海洋投棄を中止させよう」と主張した。今回の集会は、日本の野党の社会民主党や市民社会団体などが共同主催した。

 これに先立ち、共に民主党や正義党、「基本所得党」、「進歩党」は前日、市民社会団体とともにソウル中区のプレスセンター前で大規模集会を開き、日本政府と尹錫悦政権を強く批判した。民主党のイ・ジェミョン代表は、「日本がついに越えてはならない線を越えてしまった。(汚染水の放出は)人類に対する挑発であり、太平洋沿岸国家に向けた戦争宣言だ」と主張した。さらに「尹大統領は自分が日本の使い走りや代理人ではなく、大韓民国国民の代理人であることを肝に銘じなければならない」と述べた。同日の集会には主催側の推算で5万人余りが集まった。彼らは来月2日にもソウル光化門(クァンファムン)で原発汚染水の放出を糾弾する汎国民大会を開催する予定だ。

 与党「国民の力」は民主党の攻勢を「怪談政治」だと批判した。同党のユ・サンボム首席報道担当は同日の論評で、「牛海綿状脳症(BSE)めぐる騒ぎや高高度防衛ミサイル(THAAD)反対集会のように、今回の怪談政治も近いうちに真実が明らかになるだろうが、(その時はすでに)無責任な怪談扇動で善良な漁業者や水産業者らが血の涙を流し、生計を脅かされた後だろう」とし、「民主党が漁業者などの被害を助長している」と責任を転嫁した。

 一方、民主党は28日午前、国民の力に「汚染水投棄終結討論会」を提案する方針だ。また、同党のイ・ソヨン議員は福島産農水産物の輸入禁止を義務付ける食品衛生法改正案を発議する予定だ。

カン・ジェグ、ソン・ヒョンス記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/1105959.html韓国語原文入力:2023-08-28 02:13
訳H.J

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