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北朝鮮、韓日首脳会談を控え「長距離弾道ミサイル」発射

登録:2023-03-16 09:39 修正:2023-03-16 13:30
韓米日安保協力へのけん制意図か
昨年11月18日、平壌国際飛行場(順安飛行場)で行われた「新型大陸間弾道ミサイル『火星砲-17型』」の発射シーン/朝鮮中央通信・聯合ニュース

 北朝鮮が16日、東海(トンヘ)上に長距離弾道ミサイルを発射した。合同参謀本部が明らかにした。

 合同参謀本部は同日、「午前7時10分頃、平壌順安(ピョンヤン・スナン)一帯から東海上に発射した長距離弾道ミサイル2発を捉えた」と説明した。合同参謀本部は、北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射した場合「長距離弾道ミサイル発射」と表現する。

 北朝鮮は、同日午後に東京で行われる尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領と岸田文雄首相の韓日首脳会談を控え、長距離弾道ミサイルを発射した。北朝鮮の中距離・長距離ミサイルが米国と日本を狙っていることを考慮すれば、この日の長距離ミサイル発射は、北朝鮮の核・ミサイルの脅威に対する共同対応を強調してきた韓日安保協力と韓米日安保協力をけん制する意図があるとみられる。弾道ミサイルは飛行距離を基準に短距離ミサイル(SRBM、300~1000キロ)、準中距離ミサイル(MRBM、1000~3000キロ)、中距離ミサイル(IRBM、3000~5500キロ)、大陸間弾道ミサイル(ICBM、5500キロ以上)に分けられる。

 北朝鮮は今月13日から23日まで続く韓米合同演習「フリーダムシールド(FS)」に対応して武力示威を行ってきた。14日に黄海道長淵(チャンヨン)から短距離弾道ミサイル2発、12日に新浦(シンポ)一帯から潜水艦発射巡航ミサイル(SLCM)2発、9日に南浦(ナムポ)一帯から近距離弾道ミサイル(CRBM)6発を発射した。北朝鮮は今年、同日までの間に弾道ミサイルを計6回発射した。

クォン・ヒョクチョル記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/1083827.html韓国語原文入力:2023-03-16 08:56
訳C.M

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