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「梨泰院犠牲者の母親が失神…言葉の暴力をやめろ」

登録:2022-12-22 03:58 修正:2022-12-24 12:47
4大宗教団体が訴え…2次加害に対する捜査も要請
15日昼、ソウル龍山区の緑沙坪駅広場に10・29梨泰院惨事遺族協議会と10・29梨泰院惨事市民対策会議が設置した市民焼香所を訪れた市民が、犠牲者を追悼している=シン・ソヨン記者//ハンギョレ新聞社

 4大宗教団体の宗教家たちが、梨泰院(イテウォン)惨事の犠牲者と遺族に対する2次加害をやめさせ、警察が即時捜査をするよう要請した。

 大韓仏教曹渓宗社会労働委員会、カトリック・イエズス会人権連帯、韓国キリスト教教会協議会正義平和委員会、円仏教市民社会ネットワークの4つの宗教団体の宗教人たちは21日、「梨泰院惨事犠牲者と遺族のための宗教人の国民への訴え」と題する文章で、「犠牲者に対し口にするのもはばかられる無差別的な嫌悪、蔑視、侮辱が相次いでいる」とし、「先日には、焼香所を守りながら苦痛に耐えているある犠牲者の母親が、面前で吐き出される嘲弄にショックを受けて失神する事件まで起きてしまった」と述べた。

18日午後、ソウル龍山区の緑沙坪駅広場に設けられた10・29梨泰院惨事犠牲者市民焼香所で、ある犠牲者の遺族が遺影を携帯電話で撮影している/聯合ニュース

 また、「遺族は私たちにとって互いになくてはならない大切な隣人であり家族であって、蔑視、批判や責任転嫁、非難や嘲笑などの侮辱的な言葉の暴力は直ちにやめよ」とし、「2次加害に対する警察の即時捜査と遺族の社会的保護のための早急な対策」を求めた。

 4大宗教団体は「手を取り合って泣いても内蔵をえぐるような痛みが鎮まらない遺族たちに対し、むしろ呪いの言葉を浴びせる人たちを見ながら、私たちは共同体が存在する理由を改めて問う」とし、このように訴えた。

チョ・ヒョン|宗教専門記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/religious/1072577.html韓国語原文入力:2022-12-21 16:28
訳D.K

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