チュ・ミエ法務部長官は「検察改革は誰一人逆らうことのできない時代的要求となった」とし、「法務部は検察改革の所管省庁として歴史的な改革を完遂するため、特別な姿勢と態度で臨まなければならない」と強調した。
チュ長官は3日午前、政府果川(クァチョン)庁舎で開かれた就任式で、「検察改革」という言葉を8回も言及し、検察改革に向けた意志を示した。チュ長官は「検察改革の完遂を成功させるためには、検察の内部と外部で改革に向けた決断と呼応が同時に行われる『そっ(口へんに卒)啄同時』が実現しなければならない」とし、「検察内部でも変化と改革に向けた声を出すべきだ」と述べた。「そっ啄同時」とは、鳥の雛が卵から産まれ出ようと殻の中から卵の殻をつついて音をたてた時、それを聞きつけた親鳥がすかさず外からついばんで殻を破る手助けをすることを指す四字熟語で、「内と外で同時に行ってこそ事を成し遂げられる」という意味だ。
チュ長官はまた、国会本会議を通過した高位公職者犯罪捜査処の法案と表決を控えている検察と警察の捜査権調整案について、「法務現場で支障なく推進できるよう、後続措置に万全を期すべきだ」とし、「施行令の整備はもちろん、組織文化と既存の慣行まで変える改革のための呼び水にしなければならない」と述べた。
チュ長官は、法務部が検察の上位機関として優位に立つことを明確にした。チュ長官は「法務部に対する国民の信頼を回復するため、脱検察と検察に対する民主的統制を加速化する」とし、「法務部の地位を立て直すことが、検察が本来の場所に戻るための必須の前提条件であることを明確にしておく」と述べた。
就任式には、ペ・ソンボム・ソウル中央地検長やカン・ナムイル最高検察庁次長検事、ハン・ドンフン最高検察庁反腐敗強力部長など検察幹部が出席した。同日、パク・ギュンテク法務研修院長(54・研修員21期)は、法務部に辞意を表明したという。