民主言論市民連合、ペンモク港現場報道を“今月の良い報道”に選定
「MBCのニュースデスクはセウォル号特別法について故意的無関心」
『JTBC』「ニュース9」のペンモク港現場と連結した報道が、「民主言論市民連合」(民言論)の選ぶ“今月の良い報道”に選ばれた。その一方で、『MBC』「ニュースデスク」のセウォル号特別法関連報道は“今月の悪い報道”に選ばれた。
12日、民言連は「セウォル号事故がなぜ起こったのか、十分に救助できたはずの罪なき命がどうして海中に沈むしかなかったのか、真実は依然として迷宮の中だ」として、「JTBCニュースはこのような疑惑が明らかになるまではセウォル号事故が忘れられてはいけないという立場から、7つの放送局の中で唯一“議題を守る”ことを実践してきた」と“今月の良い報道”に選んだ理由を明らかにした。
JTBC「ニュース9」は、事故発生から3か月間、ペンモク港の現場連結をトップニュースとして配置し、7月もセウォル号事故の100日目だった同月24日まで21回もペンモク港のニュースをトップに流した。民言連は「議題を守るだけでなく、関連情報をより集中力を持って、深層的に扱ったJTBC報道局の意志と記者の努力が光っている」と評価した。
民言連はこれと共に“今月の悪い報道”も発表したが、MBC「ニュースデスク」のセウォル号特別法関連報道が選ばれた。「セウォル号特別法の制定を要求する遺族のハンストと徒歩巡礼団など、セウォル号特別法制定と関連した先月(7月)の報道量を点検した結果、MBCの“故意的無関心”が明らかになった」というのが選定理由だった。
民言連によるモニタリングの結果、7月13日から31日までセウォル号特別法制定と関連したニュースは『KBS』は10件、『SBS』は11.5件、これに比べて『MBC』は3.5件に過ぎなかった。これは、総合編成チャンネルの『JTBC』32件、『TV朝鮮』6件、『チャンネルA』4件と比較しても少ない数値だ。民言連は「一言で言って、MBCはセウォル号の真相究明のための遺族と国民の念願から目を背けたと見ることができる」と評した。
イ・ジョングク記者 jglee@hani.co.kr