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‘解職記者’復職出勤に門を閉めたMBC

登録:2014-07-07 22:18 修正:2014-10-10 14:05
カン・ジウン前労組事務局長(前列左から)、チョン・ヨンハ、パク・ソンジェ前委員長、イ・ヨンマ前広報局長など解職者たちと労組員が7日昼、文化放送新前で会社側に裁判所決定に従うことを要求している。 キム・ソングァン記者 flysg2@hani.co.kr//ハンギョレ新聞社

裁判所復職決定後、初出勤を試みる
会社側、警備警察を動員し出勤を阻む
解職者たち、1週間 出勤示威実施へ

 裁判所の復職決定にも関わらず<文化放送>(MBC)解職言論人5人は出勤の志を成し遂げられなかった。会社側が警備警察官を動員し出勤を阻んでいるためだ。

 チョン・ヨンハ前労組委員長など文化放送解職者5人は7日朝、ソウル麻浦区(マポグ)上岩洞(サンアムドン)のMBC新社屋への出勤を試みたが、警備警察官らに阻まれ本館ロビーにさえ入れなかった。 警備警察は「(ロビーにも)入れるなという指示を受けた」と言った。 結局30分後に引き上げなければならなかった。 文化放送関係者は「身分証提示など合法的手続きを経なかったのでロビー進入を阻んだ」と話した。 しかし解職言論人たちは「ロビーは一般人でも出入りできる所だ。 ロビーに入ってこそ身分証も提示できるではないか」と反論した。

 解職者らは全て2012年‘キム・ジェチョル社長退陣’と‘公正報道死守’を掲げて170日間にわたるストライキを行う過程で解雇された。 この日でイ・ヨンマ前広報局長が解職されてから855日目、チョン・ヨンハ前労組委員長とカン・ジウン前労組事務局長が826日目、パク・ソンジェ記者が748日目、イ・サンホ記者が539日目を迎えた。

 この日の‘出勤闘争’は、裁判所の相次ぐ決定にも関わらず、会社側が沈黙を続けているためだ。 ソウル南部地裁民事51部(裁判長チャン・ジェユン)は先月30日、労組が出した‘勤労者地位保全仮処分申請’を受け入れた。 裁判所は決定文で「ソウル高等法院で進行中の解雇処分無効確認控訴審宣告の時まで勤労者の地位が認められる。 会社側は解職者たちに毎月月給を支払え」と決定した。 これに先立って、労組は去る1月に会社側を相手に提起した解雇無効確認訴訟(1審)でも勝訴し、現在控訴審が進行中だ。

 チョン前委員長はこの日記者会見を行って「法的に職員であることを認められたのに、会社側からはウンともスンとも何も連絡がない」と明らかにした。 文化放送関係者は「裁判所の勤労者地位認定仮処分認容に対しては、法理検討をした後に適切に対応する」と話した。 解職者たちは一週間程度、出勤示威を継続する計画だ。 キム・ヒョシル記者 trans@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/media/645775.html 韓国語原文入力:2014/07/07 20:18
訳J.S(1261字)

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