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朴大統領 "北、開城工団 解こうとするなら政府間対話を始めてこそ"

登録:2013-05-31 23:00 修正:2013-06-01 07:40
就任100日を控えて初めての記者懇談会
朴槿恵(パク・クネ)大統領が31日昼、大統領府緑芝園(ノクチウォン)で開かれた出入り記者団昼食会で挨拶している。 大統領府提供

就任100日を控えて初めての記者懇談会
"残留7人 人質になるか ハラハラ
二度とこんなことが起きないように"
ほとんどの南北関係懸案説明に
対話しない北の態度を鋭く批判
‘政府間対話が先’一貫して主張
脱北者問題には即答避ける

 朴槿恵(パク・クネ)大統領が31日 「政府を中心に政府どうしが対話をすることが、開城(ケソン)工業団地問題を含め南北間の信頼を構築し正常な関係に発展させられる道」と明らかにした。 最近北韓が入居企業家の開城工業団地訪問を許容すると明らかにし、民間次元の‘6・15共同行事’等を提案したことと関連して、朴大統領が直接乗り出し‘当局間対話原則’を明確にした。

 朴大統領は大統領府緑芝園(ノクチウォン)で開かれた出入り記者団昼食懇談会で「(北韓が) ‘民間団体をはやく送れ’、‘6・15記念行事をできるようにしてくれ’と言っているが、そういう方法では、ますます絡まって悪循環を解きほぐせない」として、このように明らかにした。 朴大統領は「(安全に関連した)問題が生ずれば結局は政府が乗り出すほかはない」として南北当局間対話を通した解決方法作りを繰り返し強調した。

 朴大統領は開城工業団地問題と関連した北韓の態度に対しても強い不満を示した。 朴大統領は「(北韓が)入居した我が国民を尊重するなら、あのように一日で撤収させることはできないと考える。 また、本当に入居企業を尊重するならば、未収金を払ってからでなければ送りだせないと脅迫することもできなかったと考える。 今になって北韓が(対話を提案した)政府は相手にせずに、民間を相手に度々来いとこういう方法では、誰が(企業家の)安全を保障できるか」と話した。続けて「金剛山(クムガンサン)では私たちの国民が信じて行って死亡までした。 入居企業家が何かの罪人でもなく、また何かことが起これば政府が乗り出し未収金を渡してわが国の国民が傷つくかと思ってハラハラする、このような悪循環が繰り返されてはならない」と強調した。

 朴大統領は北韓が開城工業団地勤労者たちの未払い賃金など未収金交渉問題で韓国企業家7人の帰還を許容しなかった瞬間を回想して「私たちが最後の瞬間まで7人の国民の安全のためにどれほどハラハラしたか。 私は責任感ゆえに一層そうした。 未収金を払わなければ送り出さないと言って‘人質になるのではないか’と心配した。 その緊迫した瞬間は本当に思い出したくもないほど」と話した。

 ‘6月末の韓-中首脳会談の時、最近議論になっている脱北者問題を議論する予定か’という質問には即答を避けた。 代わりに朴大統領は「習近平主席とはかなり以前から縁があり、虚心坦壊に話そうと思う。 北核問題は中国の役割が大きいという点などを話すだろう」と答えた。 朴大統領は「多くの方々が望むなら、中国訪問の時も中国語演説をするつもり」と話した。

 朴大統領は「出発が遅れたからか、100日がどのようにして過ぎ去ったのか分からないほど別に実感がない。 5年をリードする基本枠組みを作り、北韓問題などもあって‘神が私に(一日) 48時間をくれたら、もっとあれこれできるのに(そんなことを思った)」として、来る4日で就任100日をむかえる所感も明らかにした。

ソク・ジンファン記者 soulfat@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/589986.html 韓国語原文入力:2013/05/31 21:19
訳J.S(1575字)

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