北韓は開城(ケソン)工業団地から南側人員が全員撤収して2日後の5日、開城工業団地韓国側人員の完全撤収は 「大統領府の奥方の脚本により傀儡当局が描き出した政治漫画」として、工業団地正常化のためには「我々に対する敵対行為と軍事的挑発を先に中止しなければならない」と要求した。
北韓国防委員会政策局スポークスマンはこの日<朝鮮中央通信>記者との問答で 「南朝鮮傀儡は開城工業地区の運命が本当に心配になり、破局状態に処した南北関係が持続することが恐ろしいなら事態の根源である我々に対するすべての敵対行為と軍事的挑発を中止する措置を先に取らなければならない」とし「まさにそのことにより遮断された通行が開かれ切れた通信が回復し、工業地区運営が正常化する道がある」と話したと中央通信が報道した。
国防委政策局が反応を示したのは、開城工業団地と関連した朴槿恵(パク・クネ)大統領の4月11日対話提案、4月25日開城工業団地当局間実務会談提案に続き3度目だ。
スポークスマンは「‘キー リゾルブ’、‘トクスリ(鷲)’合同戦争演習の火薬臭がまだ消えもしない5月10日頃には新たな海上合同訓練を口実に核弾頭を積載した‘ニミッツ’号航空母艦打撃集団が釜山港に押しかけることになるとし、8月に強行されるより拡大した‘乙支フリーダム ガーディアン(UFG)’演習もすでに本格的な準備段階に進入したという」と主張した。 スポークスマンは 「まさにこれが開城工業地区を完全閉鎖の危機に追い詰めた主犯らが口先では‘正常運営’を言いふらしながら、実際に取っている対決と戦争騒動の断面」と非難した。 今回の政策局スポークスマンの立場は開城工業団地正常化が韓・米軍事訓練と連携されていることを明確にしたものと分析される。
これに対して合同参謀本部の関係者は「今回の韓・米海上訓練は例年的なものであり、米国航空母艦が来るか否かは確認できない」と明らかにした。
カン・テホ記者 kankan1@hani.co.kr