ドナルド・トランプ米大統領が2泊3日の中国訪問を終え、帰国した。2017年の訪中時のような習近平国家主席との締めくくりの共同記者会見は行われなかった。
トランプ大統領は15日午後2時40分(現地時間)頃、王毅外相ら中国代表団が滑走路で見送る中、北京の首都国際空港から専用機エアフォースワンに乗り、米国へ帰った。星条旗と五星紅旗を掲げた中国の学生たちは、リズムに合わせて「さようなら」と連呼した。
トランプ大統領は王毅外相の肩を親しげに叩いて挨拶を交わした後、飛行機に乗り込んだ。搭乗口が閉まる前に振り返って拳を突き出し、手を振る姿も見られた。専用機は給油のため米アラスカに着陸した後、ワシントンに向けて再び飛び立つ予定だ。
中国政府は、会談日程終了後に国営の中国中央テレビ(CCTV)に発表した報道資料で、習近平国家主席がトランプ大統領の今回の訪中を「歴史的かつ画期的なもの」と評価したと伝えた。習主席は、両首脳が両国の「建設的・戦略的・安定的な関係を確立した」と述べた。
トランプ大統領もまた、習主席を「私の長年の友人」と呼び、今回の訪問を「非常に成功し、世界中に知られ、忘れられないものだった」と振り返ったと、中国側の説明資料は伝えた。これに先立ち、トランプ大統領は同日、北京の中南海の会談会場で、習主席と「本当に友人になった」と述べた。
ただし、双方が会談で何を合意したのかはまだ不明だ。両首脳はこの日、会談の成果をまとめる共同記者会見や合意文を発表しなかった。2017年11月にトランプ大統領が訪中した際は、両国が貿易額を2530億ドル増やすという覚書を発表し、首脳会談後には共同記者会見を行った。
トランプ大統領は前日、FOXニュースのアンカー、ショーン・ハニティ氏とのインタビューで、習主席がボーイング機200機の注文に同意したと明らかにした。一方、中国外交部の報道官はこの日の定例会見で、米国製航空機の購入が合意されたかという質問に対し、「中国と米国の経済関係は相互利益をもたらす」と答えるにとどまった。