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イスラエル、イラン最大のガス田近くのエネルギー施設を爆撃…原油価格が再び急騰

登録:2026-03-19 06:48 修正:2026-03-19 07:47
イラン、周辺国の石油施設に報復誓う 
ブレント原油先物が一時108ドルを突破
米国とイスラエルの空爆で破壊されたイランのある地域で、救助隊が救援活動を行っている。イラン赤新月社が18日にソーシャルメディアで公開した日付不明の映像の中の一場面/AFP・聯合ニュース

 イスラエルによるイランのエネルギー施設への空爆に対し、イランが報復を誓ったことで、国際原油価格が再び上昇している。

 イスラエルは18日、イラン南部のペルシャ湾沿岸にあるサウスパルス天然ガス田付近のアサルーイェ地域のエネルギー施設を爆撃した。 米メディア「アクシオス」は匿名のイスラエル高官の話として、「この空爆は米国と緊密に協力したうえで実施された」と報じた。

 イランとカタールは世界最大規模の天然ガス田であるサウスパルスとノースフィールドを共有しており、この地域のエネルギーインフラへの攻撃は単なる二国間の衝突を超え、世界のガスサプライチェーンに直接的な衝撃を与える可能性があるという懸念が高まっている。

 イランは直ちに報復を誓った。イランはこの日、サウジアラビアのサムレフ製油施設、ジュバイル石油化学団地、アラブ首長国連邦のアルホソン・ガス田、カタールのメサイード石油化学団地とラスラファン製油施設などを「今後数時間内に攻撃する正当な軍事目標」とし、緊急避難命令を発令した。声明は「これらの施設は直接的かつ正当な軍事目標となり、まもなく攻撃を受けるだろう」とし、「すべての市民、居住者、従事者は直ちに現場を離れ、安全な街に移動せよ」と呼びかけた。

 カタールはイスラエルによるイランのパルス天然ガス田攻撃に強く反発した。カタールのマジェド・アル・アンサリ外務省報道官はXへの投稿で、「イランのサウスパルス天然ガス田はカタールのノースフィールドガス田と連携している」としたうえで、「イランの沿岸施設を標的としたイスラエルの攻撃は、現在地域で軍事衝突が行われている状況で、極めて危険かつ無責任な措置だ」と批判した。さらに「エネルギーインフラを標的とする行為は、世界的なエネルギー安全保障と地域住民、そして環境にとって重大な脅威だ」と強調し、エネルギー施設を戦争の道具として利用する行為を強く非難した。

 市場は即座に反応した。ロンドンICE先物市場では、2026年5月納入分のブレント原油が一時5%以上急騰し、1バレルあたり108.6ドルを突破した。5月物のWTI原油(西テキサス原油)先物価格も約1.7%上昇し、バレル当たり97.18ドルのレベルまで値上がりして、100ドル再突破の可能性を示唆した。

 イスラエルは7日、イランの首都テヘランの石油貯蔵所などの石油施設を爆撃し、周辺国や米国の反発を招いた。米政府は、イスラエルによるイランの石油施設への攻撃で国際原油価格が急騰する事態に対し、強い遺憾の意を表明するとともに、攻撃の自制を求めた。しかし、イスラエルがこの日イランのガス田を再び攻撃し、イランも周辺国の石油施設を合法的な標的と宣言したため、エネルギー施設への攻撃が激化する懸念が高まっている。

チョン・ウィギル先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/1250016.html韓国語原文入力:2026-03-19 02:27
訳H.J

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