米国のスコット・ベッセント財務長官は、ドナルド・トランプ大統領の訪韓中に韓国との貿易交渉が妥結する可能性は低いと語った。
ロイター通信によると、トランプ大統領のアジア歴訪に同行中のベッセント長官は27日(現地時間)、マレーシアのクアラルンプールから東京へと向かうエアフォースワン(大統領専用機)の機内で記者団に対し、このように述べた。同氏は韓米貿易交渉について「整理しなければならない細部事項が多すぎるだけだ。非常に複雑な交渉だが、(妥結には)非常に近づいていると思う」と述べつつも、「トランプ大統領の訪韓(29~30日)中に韓米貿易交渉が妥結する可能性は低い」と語った。29日に予定されている韓米首脳会談でも合意が成立する可能性は低いということだ。
韓米両国は、7月に関税で合意した際に韓国が約束した3500億ドルの対米投資パッケージの構成や実行方法などをめぐって、意見の相違が埋まっていない。