ホルムズ海峡の封鎖により、プラスチック製品の基礎原料となるナフサの供給が滞り、これを原料として生産・輸出する韓国企業が直撃を受けている。これらの企業は第2四半期(4~6月)の原材料調達と国際物流コストをきわめて暗く予測した。一方、中東危機の深刻化による全体的な輸出景気の悪化が予想される中でも、半導体輸出の景気見通しは依然として好調だ。
韓国貿易協会国際貿易通商研究所は、昨年の輸出実績が50万ドル以上の協会会員企業約2000社を対象に、今年第2四半期の輸出産業景気先行指数(EBSI)をオンライン調査した結果、106.6と算出(調査回収率50.1%)されたと、24日に発表した。3四半期連続で基準線の100を上回った。EBSIは、韓国国内の輸出企業が次の四半期の輸出景気をどのように見通すかを示す指標で、100を上回れば前四半期より改善し、100を下回れば悪化すると予想する企業が多いことを意味する。今回の調査は、米国とイスラエルがイランを攻撃した翌日の1日から12日まで実施された。
全体の指数は半導体の輸出見通しが押し上げた。半導体の第2四半期見通し指数は191.4に達した。貿易協会は「米国・イスラエルとイランの軍事衝突によるエネルギーサプライチェーンの混乱で多くの産業で指数が100未満となっているが、半導体産業の好調に支えられ、3四半期連続で基準線の100を上回った」と分析した。
一方、ナフサを原料とするプラスチック・ゴム・皮革製品の輸出見通し指数は58.4にとどまった。貿易協会は「中東産ナフサの供給が悪化したことで、プラスチック原料の供給に支障が生じた」と述べた。続いて「輸出相談・契約、製造原価、輸出単価、国際物流、原材料の調達・供給、設備稼働率、資金状況など、すべての項目で前四半期に比べて数値が悪化した」と述べた。特に、前四半期と比較して原材料の調達・供給が大幅に悪化したと分析した。この業種の原材料・部品の需給・調達見通し指数は45.3(非常に低調)だった。
石油供給危機に伴う一部の工場の停止事態にもかかわらず、石油製品輸出見通し指数は102.9となり、前四半期と比べてわずかに改善したと調査された。企業は国際物流(19.6)、製造原価(20.1)、原材料・部品の調達(20.9)の見通しを非常に暗く見ていたが、「輸出収益性(142)、輸出単価(131.9)の見通しが顕著な改善を示し、総合的には好ましい輸出環境を予測した」と分析した。同社は、ホルムズ海峡封鎖による国際原油価格の上昇が、製品の輸出単価の上昇をもたらすと見込んでいるという。ただし、これは調査期間(3月1日~12日)以降の危機状況が十分に反映されていない結果である可能性がある。調査を担当したイ・グァンジェ貿易協会首席研究員は、ハンギョレとの電話で「調査に応じた企業の輸出単価見通しは良好だった」と語った。調査期間中の回答を基に分析しているため、今後の状況を反映させるのは難しい」と語った。
調査対象15品目のうち、指数が100を超えた品目は、半導体(191.4)▽無線通信機器・部品(104.1)▽石油製品(102.9)だった。