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安全に対する国民の認識調査、1位はウズベキスタン…韓国は50位

登録:2023-04-19 06:21 修正:2023-05-04 10:03
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グラフィックニュース|2023年国別安全認識指数
2023年国別安全認識指数(SPI)。紫が1~9位、オレンジが10~19位、赤が20~29位、青が30~39位、黄緑が40~49位、黄色が50~59位、深緑が100位以下//ハンギョレ新聞社

 「自分はどれくらい安全な日々を送っているのか?」――安全に暮らしていると答えた国民の割合が最も高い国は、中央アジアのウズベキスタンであることが調査で分かった。英国の慈善団体「ロイドレジスターグループ」が2021年に121カ国を対象に行った「世界危険度調査」(World Risk Poll)を基に、オーストラリアに本部を置く国際シンクタンク・経済平和研究所(IEP)が分析した「安全認識指数(SPI:Safety Perceptions Index)2023」で、ウズベキスタンの指数(72)が最も低かった。数値が低いほど安全だと思う国民が多いという意味だ。

 同指数は飲食・水、暴力犯罪、悪天候、メンタルヘルス、職業安定の5つの日常生活領域で国民がどれくらい安全な生活を享受していると感じているかを分析し、数値化したもの。また、被害に対する懸念と実際の被害の経験を分けて安全認識を調査した。最初の評価である「SPI2022」で3位だったウズベキスタンが1位に上がった一方、1位だったシンガポールは5ランクも下がった。

 国民が快適に暮らしていることで知られる北欧諸国が、中東のアラブ首長国連邦(2位)とサウジアラビア(3位)より下位にランクされた。また、伝統的な欧州先進国である英国(24位)、ドイツ(48位)、フランス(52位)よりも東欧のハンガリー(12位)、チェコ(15位)の順位が高かった。中央アジアのアルメニア(13位)やカザフスタン(14位)、タジキスタン(17位)、ジョージア(21位)なども上位グループに入った。この指数は当該国の国民の主観的認識によるもので、治安状態を中心に社会の安全度を評価する調査とは異なる。

 テロと腐敗犯罪が絶えないパキスタンは78ランクも上がり、カナダ(33位)とニュージーランド(34位)を上回った。中国(9位)が以前の調査に比べて4ランク下がったが、引き続き10位圏に含まれたことも関心を集めている。韓国は1ランク上がったものの、50位で中位圏にとどまっており、日本は26ランク上がって22位を占めた。

 自国がより安全になったと国民が思う国(65カ国)が、不安が高まったと思う国(54カ国)より多かった。実際の経験よりも、リスクから不安を感じる傾向が強かった。暴力犯罪と悪天候、水・食料の分野でリスクに基づく不安度が経験より高く、メンタルヘルスと職業安定では経験の比重の方が大きかった。

パク・ジュンオン副編集長 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/1088327.html韓国語原文入力:2023-04-18 13:16
訳H.J

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