原文入力:2011/12/11 20:23(1278字)
チョン・ウンジュ記者、イ・ジョンウ記者
米通商専門紙 "実務協議で米国に1月発効を要請"
米 "韓国改正法 確認後" …牛肉圧迫増加の分析も
←去る10日夜、ソウル、清渓(チョンゲ)広場で開かれた韓-米自由貿易協定(FTA)協定反対ろうそく集会に参加した市民が叫び声を上げている。 イ・ジョンウ先任記者 woo@hani.co.kr
韓-米自由貿易協定(FTA)が来年の総選挙での選挙争点に浮上しないよう韓国政府が協定発効を急いでいるという分析が出てきた。
米国通商専門紙<インサイド USトレード>オンライン版は9日(現地時間)韓国政府が去る5~6日に米国、ワシントンで開かれた実務協議で韓-米自由貿易協定を来年1月1日に発効させようと要請したと報道し、背景をこのように分析した。 この雑誌は消息筋を引用して「韓国政府と与党は来年4月に総選挙を控え、争点化することを避けるためにできるだけはやく韓-米自由貿易協定が発効されることを願っている。 特に最近韓国の現職判事らも韓-米自由貿易協定の検討を要求しており、政治的論難がややもすると来年の大統領選挙まで続く場合、次期大統領は再協議圧迫に苦しめられかねない」と伝えた。
だが、この日の実務協議で米国政府は最終点検が必要だとし、来年1月1日の発効に難色を示したと伝えられた。米国貿易代表部(USTR)が韓国で改正された法律14ヶと下位法令35ヶの英文翻訳作業が終わっていないうえに年末クリスマス休暇が続いて来年2月中旬になれば発効が可能だという説明だ。内部的にバラク・オバマ大統領が核安保首脳会議のためにソウルを訪問する3月26~27日を韓-米協定発効の締め切り期間に設定していると米国業界関係者たちは伝えた。
だが、韓国政府が先月22日に国会が批准同意案と履行法14ヶを強行処理した後、迅速に発効準備手続きを終えたという点を強調し、米国政府もできるだけ近日中に発効できるよう最終点検に加速度をつけるだろうとこの通商専門紙は見通した。
米国政府は今後テレビ会議を通じて韓国との最終実務協議を進行し、韓国政府が韓-米自由貿易協定履行に必要な行政・立法措置を終えたと判断されればこれを議会に報告する方針だ。米国議会の確認まで終われば両国が法的要件と手続きを完了したという書面確認書を交換し、指定した日から韓-米自由貿易協定が施行される。
通商法専門家のソン・キホ弁護士は「韓国政府は米国法が韓-米協定をまともに反映したかさえもまともに検証していない状態で協定発効だけを急いでいる。このように焦った韓国政府とは反対に米国が履行法案最終点検、牛肉市場全面開放などを要求し圧迫する局面」と指摘した。
チョン・ウンジュ記者 ejung@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/509615.html 訳J.S