原文入力:2011/11//07 20:47(1018字)
チョン・ナムぐ記者
‘中国軍 沖縄侵入’想定
北海道の戦車部隊も初参加
日本の陸上自衛隊が10日から5400人余りの兵力が参加する史上最大規模の軍事訓練を大分県日出生台訓練場で行う。仮想敵国が日本の南方の島を占領したことを想定して実施する今回の訓練には北海道に駐留する戦車部隊が初めて参加する。 これは日本が昨年末に作成した<防衛大綱>で明らかにした通り、中国の軍事力拡張に対抗し自衛隊の機動力を高めるという意を明確にしたものと分析される。
7日、日本マスコミの報道によれば、今回の訓練は大分県大分・日出生台訓練場で22日まで行われる。訓練には車両1500両、航空機30機も参加する。特に北海道に駐留中の7師団が兵力230人と戦車4両、装甲車20両など車両40両を率いて参加する。冷戦時代ロシア(旧ソ連)からの攻撃を防御する目的で北海道に配置した戦車部隊が北海道外で実施される合同訓練に参加するのは今回が初めてだ。
<毎日新聞>は「今回の訓練は中国が軍事活動を活発にすることを念頭に置き日本南西地域に対する防衛力強化と機動力を重視する‘動的防衛力’強化を明らかにした新しい防衛大綱作成以後、それを反映した初めての訓練」と伝えた。日本の<防衛大綱>は今後10年間の防衛政策の方向を盛り込んだもので、当初予定より1年遅く昨年末に改定された。
日本が南西地域に対する防衛力を強化する上で最も重要な鍵は他の地区に駐留中の部隊を速かにこの地域へ集結させることだ。日本政府は現在の財政事情から自衛隊の輸送能力を早い時期に強化することは難しいとみて、今回の訓練では7師団の戦車などの装備を民間貨物船を借り7日午後に訓練地に送った。そのために北海道の一部市民団体からは「住民の不安をあおりたてている」という批判も出てきた。
一方、香港<明報>はこの日「今回の訓練は中国軍が沖縄諸島に侵入した状況を想定し実施される」として「日本陸上自衛隊の最精鋭第7師団が民間高速輸送船を利用して北海道から最新90式戦車を移送する」として関心を示した。
東京、北京/チョン・ナムグ、パク・ミンヒ特派員 jeje@hani.co.kr
原文: 訳J.S