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金正日委員長 3日間で3000km‘無宿泊強行軍’…東北3省経て南に移動

原文入力:2011-05-22午後10:41:57(1019字)
健康誇示するかのように神出鬼没

パク・ミンヒ記者

←金正日訪中動線

金正日北韓国防委員長が中国南部へ向かったと知られ、豆満江から長江(揚子江)流域まで中国大陸を縦断する強行軍日程が注目されている。
20日、豆満江沿岸の吉林省、図們を通じて訪中したキム委員長は、22日までの三日間に吉林・黒龍江・遼寧省など中国の東北3省を全て横断したのに続き、南に向きを変え江蘇省揚州に向かう‘神出鬼没’な日程を消化している。平壌から出発した列車が咸鏡北道まで北韓内を移動した距離を除いても中国だけで3日間に3000kmを越える距離を移動したわけだ。その上、ホテルではなく特別列車を宿舎として休む暇もなく走る夜間移動を継続している。

20日朝、図們に到着した金委員長は直ちに黒龍江省牡丹江に移動し、抗日遺跡を見て回りホリデーイン ホテルで晩餐をした後、真夜中に列車で出発し翌日午前8時20分に長春に到着した。ハルビンに降りるだろうという予想に反し12時間以上にわたり夜間移動をしたわけだ。長春でも一汽自動車視察と南湖ホテルでの中国側人士と昼食会談の後、直ちに特別列車で長春駅を出発した。この日夕方7時頃、瀋陽を無停車通過した後 22日夜9時頃に上海に近い江蘇省揚州に到着した。長春を発ってからほぼ31時間ぶりだ。

キム委員長が3日間 無宿泊で大陸を縦断し健康回復に対する自信を示しているという解釈が出ている。北京外交家のある関係者は 「金正日の健康が好転したという話は最近ずっと出ていたが、今回の移動速度や行跡を見れば健康にある程度の自信を持っていると見られる」と話した。

だが、金委員長の日程が過去に訪問した地域を再度歩みながら‘過去を見て回る郷愁’を表わしていて、最も遠い東北側国境から南に移動する無理な動線を選んだという点で判断力の問題を指摘する意見もある。北京の消息筋は「金委員長の無理な判断に反論を提起することのできない北韓体制の問題もあらわれている」と解釈した。

長春、北京/パク・ミンヒ特派員 minggu@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/479160.html 訳J.S