本文に移動

中国 "韓国が蜂の巣に触れた"

https://www.hani.co.kr/arti/international/asiapacific/540806.html

原文入力:2012/07/03 20:08(1085字)

官営マスコミ‘環球時報’主張
"韓日軍事協定 潜在的脅威
すべての影響力を利用して阻むべき"

 韓-日軍事秘密情報保護協定(韓-日軍事情報協定)に対して直接的言及を自制してきた中国が、官営マスコミ等を通して初めて反対の意を明確にしてた。

 中国共産党機関紙<人民日報>傘下の<環球時報>は3日社説で韓-日軍事情報協定を‘潜在的脅威’と規定して、中国は影響力を利用してこれを阻まなければならないと強調した。 社説は「中国は韓国に影響を及ぼしうる多くの手段を持っている」として「韓国内部力量が李明博政府が中国に良くない措置を取ることを防げない時は、中国は手持ちの手段を使って中国の立場を明確にすることを考慮しなければならない」と主張した。

 <環球時報>はこの日‘韓-日軍事情報協定が蜂の巣に触れた’という題名の1面全面記事で協定締結過程を巡る韓国内論議を紹介した後、社説を通じて 「盧武鉉政府時期、韓国は自ら‘東北アジアの均衡者’の立場を取ったが、李明博就任以後の数年間に韓国は政治的には米・日に大きく傾斜し韓-中貿易関係は急速に発展する、政治と経済が別々に進んでいる状況」と指摘した。

 続けて「中国は韓国・日本が軍事同盟を結び、中国に潜在的脅威となることに対して絶対に反対するという態度を明らかにしなければならない」として「中国を抑制しようとする意図が明らかなこのような状況に対して手をこまぬいていてはならない」と強調した。

 軍部も声を出し始めた。 中国人民解放軍傘下にある国防大学の韓旭東教授は3日<中国国際ラジオ>(CRI)サイトに寄稿した文で 「今回の協定が締結されれば東北アジアで米国が新たな軍事的枠組みを作り覇権的地位を維持する上で大きな影響を与えることになる」として憂慮を明らかにした。 彼は「米国は東北アジアで新しい軍事的構図を構築するために韓国と日本を必ず一つに絡み合わせなければならない状況」と分析した。

 劉爲民 中国外交部スポークスマンは3日定例ブリーフィングで今回の協定に対する質問を受けて、「対話と交渉だけが韓半島問題解決の唯一の道」としながら「韓半島の情勢が複雑、敏感なので関連国は地域の平和と安定に資することをしなければならない」と話した。

北京/パク・ミンヒ特派員 minggu@hani.co.kr

原文: 訳J.S