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スペイン‘怒れる人々’ 再び広場へ 1年ぶり

https://www.hani.co.kr/arti/international/europe/532645.html

原文入力:2012/05/13 20:35(1087字)

80余都市で10万人余り再びデモ

 "超緊縮・労働柔軟性拡大反対" ‘怒れる’スペインの若者 ホセ エルマンデスは12日街頭に出た。 彼は遺伝学と分子生物学分野の博士学位を持っているエリートだが、2年前に帰国して以来 今まで適当な仕事を探せずにいる。 この日バルセロナで開かれた集会に参加したエルマンデスは英国<BBC>放送とのインタビューで「多くの若者が仕事を探してスペインを去っているが、依然として能力に相応しい仕事を探せずにいる」と話した。

 昨年首都マドリードの‘プエルタ デル ソル(太陽の門)広場’を中心に1ヶ月以上にわたり‘怒れる人々’がデモを行ったスペイン市民が、一年ぶりに再び広場に戻った。 <エルファイス>等、スペイン言論は「広場に立つカルロス3世の銅像が1年ぶりに再び人波に覆われた」として「マドリードで3万人、バルセロナで4万人、バレンシア8千人など全国80余都市で大規模集会が開かれた」と報道した。 <AP>通信はこの日スペイン全域で少なくとも10万人がデモに参加したと伝えた。この日の集会は昨年5月15日に始まった集会を記念して15日まで4日間続く。

 怒れる市民を再び広場に呼び集めたのは昨年11月に執権したマリアーノ ラホイ(57)総理が進めた苛酷な緊縮政策だった。 スペイン政府が去る3月に公開した今年の予算は前年に比べ何と270億ユーロ(40兆ウォン)も減った‘超緊縮予算’だった。 最近では企業が労働者を簡単に解雇できるよう労働法を改正し、退職金を算定する基準も既存の給与45日分から33日分へ大幅に減った。 政府の緊縮政策はそれでなくとも瀕死状態に陥ったスペイン経済を奈落に落としている。 去る4月現在、スペインの失業率は24.1%で最悪の危機に陥ったギリシャ(21.7%)より高い。 被害は若年層に集中しており、若年層の失業率は50%を越える。 今月初めには経済がすでにダブルディップ(短い景気回復後の再沈滞)に陥ったことが確認された。

 政府はデモ隊に深夜12時までに解散することを勧告したが、市民は広場を守って抵抗した。 結局、徹夜座り込みを行った100人余りのデモ隊は13日明け方5時頃に投入された警察によって解散させられた。

キル・ユンヒョン記者 charisma@hani.co.kr

原文: 訳J.S