本文に移動

超大型悪材料…米国も動転

https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/523177.html

原文入力:2012/03/12 21:53(1048字)

オバマ 謝罪電話…アフガン議会 "犯罪者 公開裁判" 要求

11日未明、アフガニスタン駐留米軍兵士が子供9人を含む民間人を無差別射殺した事件はアフガンだけでなく米国も動転させた。 アフガン軍の撤収を控えて現地米軍兵士の逸脱が相次ぎ、アフガンとイスラム圏の反米感情が最高潮に至っているためだ。

 2010年8月アフガン米軍兵士のいたずらにより民間人を手榴弾で爆殺したのに続き、去る1月には米軍兵士がタリバンの遺体に小便をかける動画が公開された。 また、先月にはアフガン米軍基地でコーラン写本を焼却した事件以後、激烈な反米デモと報復攻撃でアフガン住民30人余りと米軍兵士6人が死亡した。 このような渦中で再び超大型悪材料が勃発した。

 ハミド・カルザイ アフガン大統領は11日 「罪のない民間人に対する故意的殺人は許されえない」として米国を激しく非難した。 アフガン議会は12日「犯罪者をアフガン国民の前で公開裁判し処罰することを米国政府に真剣に要求する」という声明を出した。

 米国政府は直ちにアフガン国民に弔意を表し、責任者の処罰を約束するなど事態収拾に総力をふりしぼっている。

 バラク・オバマ大統領は事件の報告を受けた直後、カルザイ大統領に電話をかけて「今回の事件は悲劇的で衝撃的だが、わが軍の気性を代弁するつもりはなく、アフガン国民に対する尊重心は変わりない」と話したとホワイトハウスが明らかにした。ジョン アラン アフガン駐留米軍司令官も直ちに声明を出し「アフガンの高貴な国民に迅速で徹底した真相調査をお約束する」として繰り返し謝罪した。アフガン現地の米軍基地と米国大使館は超非常体制の中で報復攻撃の可能性を憂慮している。

 アフガン戦を眺める米国人の視線もますます冷たくなっている。 <ワシントン ポスト>と<ABC>放送が今回の事件直前の7~10日に実施した世論調査で、回答者の60%が「アフガン戦は戦う価値のない戦争」と答えた。‘支持’回答は35%に過ぎなかった。 特に3年前に比べて保守共和党支持者の‘支持’が74%から47%に急落した反面‘反対’は23%から47%に倍増した。 チョ・イルジュン記者 iljun@hani.co.kr

原文: 訳J.S