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日本の太陽光施設を見たパク・ウォンスン市長

https://www.hani.co.kr/arti/society/area/518416.html

原文入力:2012/02/09 22:48(920字)

"原子力発電所が中断しても電力難がない理由"

 9日午前、雪が積もった富士山を背にした日本、横浜市の小雀浄水場。 冬の日差しを受けた銀色の太陽光発電パネルが輝いていた。 太陽光パネルを持ち上げるとすぐに塩素の臭いがプンとして下から浄水施設があらわれた。 水道水を濾す濾過池の屋根が太陽光パネルだった。

 "ここをじっと見ていると、ソウルのすべての道路と屋根が太陽光パネルに見えます。 "  2泊3日の日本出張2日目であるこの日の午前にこちらを訪ねたパク市長が濾過池を見下ろしながら話した。続けて彼は「日本が昨年、福島原発事故以後、原子力発電所50基の稼動をすでに中断しており、残りの4基もまもなく中断するというのに、エネルギー大乱が起きないことを見て、ソウル市民に任期内に原子力発電所1基にあたる電力量を減らすという私の約束が十分に可能だということを確認した」として「持続可能な社会のために更に攻勢的にエネルギー政策を作ることが重要だ」と強調した。

 小雀浄水場が濾過池の上を太陽光パネルで覆うことになったのは浄水場職員のアイディアであった。 一部濾過池が道路わきにあって汚染物質が混じる場合があるため、その上に太陽光発電の覆いをかけようということだった。おかげで浄水場は年間約1000万円(約1億4000万ウォン)の電気料金を削減し、浄水に必要な塩素の消費量も減らした。 この浄水場では270世帯が1年間使える電力を生産している。

 ソウル市も永登浦(ヨンドンポ)アリス浄水センターなどに太陽光設備を備えたが、太陽光発電を通じた年間電力供給量は横浜市に比べ10分の1水準だ。キム・ヨンソン ソウル市環境政策課長は「太陽光発電施設の単価がkW当たり600万ウォン水準から350万ウォンに下がり、経済性が高まっただけに3年内に必ず横浜市に追いつく」と明らかにした。 横浜/オム・ジウォン記者 umkija@hani.co.kr

原文: 訳J.S