原文入力:2012/01/24 21:55(1395字)
パク・ミンヒ記者
23日チベット自治区に隣接する四川省ルフォで少なくとも1人死亡…
‘6人死亡’の報道も出る
2008年チベット蜂起以後 最悪の流血事態
中国武装警察がデモに出たチベット人に発砲し、少なくとも1人が亡くなり32人以上が負傷したことが分かった。 死亡者が6人に及ぶという報道もある。 2008年北京オリンピックを控えて起きたチベット人の蜂起以後、チベット地域で起きた最悪の流血事態だ。
23日中国西部四川省カンチュチベット自治州のルフォ(チベット語ではツラゴ)で中国の弾圧に抗議するチベット人デモ隊数千名に向かって武装警察が発砲したとダラムサラのチベット亡命政府とチベット人権団体‘フリーチベット’等が現地目撃者の話を引用して伝えた。 現地ツラゴ寺院のある僧侶は<AFP>通信に 「ケガ人は安全を憂慮して(病院に行けず)ツラゴ寺院で治療を受けており、1人は頭に銃弾に受けた状態」として「公安1000~2000人が寺院を取り囲んでいる」と話した。
この地域では最近チベット独立を支持し焼身する人々の名前が書かれたビラが配布され、公安がチベット人を逮捕し、23日住民たちは逮捕された人々の釈放と宗教の自由を要求してデモに出たと知られた。 昨年3月以後、チベットの自由などを要求して焼身したチベット僧侶は、今まで知らされただけでも16人に達する。
中国当局は事件が起きた四川省西部チベット人居住地域に対する外部人の接近を徹底的に遮断しており、事件の真相と死傷者数に関する情報も錯綜している。
‘フリーチベット’はノルパ ヨンテン(49)というチベット人男性が頭を銃で撃たれ亡くなり、負傷者として名簿を確認した32人の他にも多くの負傷者がいると明らかにした。 米国、ワシントンの‘インターナショナル キャンペーン フォア チベット’は死亡者が3人で、49人が負傷し僧侶が運営する診療所で治療を受けていると明らかにしたと<ニューヨーク タイムズ>は伝えた。 インド、ダラムサラのチベット亡命政府も1人が亡くなったことを確認しており、6人が亡くなったという情報もあると明らかにした。
中国外交部のフンネイ スポークスマンは24日、官営<新華社通信>を通じて「僧侶を含む暴徒が都心の店を破壊し警察署を攻撃した」として「群集の中の1人が亡くなり4人が負傷し公安5人も負傷した」と話した。 彼は更に「国外チベット独立勢力が真相を歪曲している」と非難したが、中国当局がデモ隊に銃撃を加えたことについては言及しなかった。 <新華社通信>も「午後2時頃、デモ隊が暴力的に変わり鈍器と石で警察署を攻撃した」と報道した。
四川省西部のカンチュワ アバなどはチベット(西蔵)自治区と隣接していて、2008年チベット人蜂起当時にも反中国デモが最も激烈だった所だ。 去る14日にも今回の事件が起きたカンチュから近いアバチベット自治州で公安がデモ隊に銃撃を加えて2人が負傷したことが明らかになった。
北京/パク・ミンヒ特派員 minggu@hani.co.kr
原文: 訳J.S