原文入力:2012/01/13 21:06(896字)
イ・ヒョンソプ記者
4人中2人 明らかになり…米国防総省、平和交渉意識 緊急鎮火
タリバン隊員の遺体に小便をした米国海兵隊員の身元が明らかになった。 事件の波紋を憂慮した米軍は直ちに内査と起訴の手続きに入った。
<AP>通信らは13日、米国海兵隊が動画に登場した4人の内少なくとも2人の身元を確認したと報道した。 米軍は２人の正確な身元を明らかにしていないが、現地マスコミは該当部隊が海兵隊2師団2連隊3大隊であり、現在はアフガニスタンから撤収しノースカロライナ キャンプ ロジュンに配置されていると報道した。 11日からユーチューブ等を通じて流布し始めたこの動画にはタリバン隊員と見える3人の遺体の上に米軍の海兵隊服を着た4人が小便をふり撒く衝撃的な場面が出てくる。
米当局はいち早く鎮火に出た。レオン パネッタ米国防長官はアフガニスタン ハミド・カルザイ大統領に電話をかけ、この動画の中の場面が非常に「嘆かわしい」として直ちに調査を始めることを約束した。 2014年、アフガニスタン完全軍撤収を控えタリバンとの平和交渉に速度を上げている米国としては事態が広がる場合、進退両難の危機に陥りかねないためだ。 すでにこの動画は中東地域で大きな反発を呼んでいて、反米デモが触発されかねないという分析も出てきている。 だが、タリバン スポークスマンはこの日の動画は非常に衝撃的だが、交渉には影響を及ぼさないと明らかにしたと<ロイター>通信は伝えた。
一方、先週タリバンの国外連絡事務所がカタールに設置されることが決定された以後、米国とタリバンの間には対話の雰囲気が熟している。 <ワシントンポスト>はカルザイ大統領が会談に同意しさえすれば数週以内に米国とタリバンの平和交渉が始まると12日報道した。 イ・ヒョンソプ記者 sublee＠hani.co.kr
原文: 訳J.S
