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警察 "キム・ジンスク 拘束令状 12日に申請"…労組 "また、無理手" 反発

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/505053.html

原文入力:2011/11/11 20:08(1385字)


籠城 4人 業務妨害など容疑
労組 "類似事例 公平性に外れる"
キム氏 肝炎所見 一時入院


警察が韓進重工業影島造船所船舶クレーン上で各々309日・137日間の籠城を行ったキム・ジンスク(51)全国民主労働組合総連盟釜山本部指導委員と整理解雇労働者など3人の健康に大きな異常がないとし、4人全員に対して拘束令状を申請する方針を明らかにした。これに対し労組と家族は反発している。

釜山地方警察庁は11日「キム指導委員と整理解雇労働者パク・ソンホ(49)・パク・ヨンジェ(53)氏・チョン・ホンヒョン(48)全国金属労働組合釜山梁山本部組織部長ら4人の拘束令状を12日明け方4時30分までに検察に申請する方針」と明らかにした。検察が拘束令状を裁判所に請求するには逮捕令状執行48時間以内にしなければならないため、警察はその12時間前までに拘束令状を検察に申請するということだ。


キム指導委員とパク氏らは10日、釜山影島造船所船舶クレーンから降りた後、釜山東亜大病院に搬送された。キム指導委員は血液検査でB型肝炎の所見が出るなど健康状態が良くなく入院した。11日には胃部内視鏡と超音波検査など総合健康検査を受けた。東亜大病院は「B型肝炎の所見の他には憂慮するほどの結果は出なかった」として「B型肝炎は緊急治療を要するものではない」と明らかにした。


パク氏らは警察が健康を憂慮するほどの状態ではないとし11日翌1時に警察署二ヶ所に連行し留置場に収監した。警察は11日午前、パク氏らに追加健康診断を受けさせた後、再び警察署に連れていった。


警察がキム指導委員らを業務妨害と建造物侵入容疑で拘束令状を申請すると発表し、労組は反発した。ユン・テクン民主労総釜山本部長は「キム指導委員がからだを癒した後、自ら警察に出頭し調査を受けると言っているのに警察が拘束令状を急いで申請しようとし、再び葛藤を誘発させようとしている」として「警察が9日に続き再び無理手を使っている」と批判した。


業務妨害容疑についても、韓進重工業が2年間にわたり船舶を一隻も受注できずクレーンが作業できなかったのに、キム指導委員の籠城が業務に何か支障を与えたのかという指摘が出ている。


キム指導委員が籠城した85号クレーンから300m余り離れた17号クレーンで2月14日~5月11日の87日間籠城したチェ・キリョン前韓進重工業支会長ら2人は警察が拘束令状を申請しなかった点を上げ公平性問題を提起する人々もいる。


釜山警察庁関係者は「キム指導委員は初めてクレーンに上がったうえに、籠城期間もはるかに長く、希望のバスを来させた直接的な原因になった上に、パク氏ら3人も希望のバスが来るように仕向けた責任がある」と話した。


警察はキム指導委員が入院中の病室に警察官らを配置し外部の人の出入りを止め、逃走に備えるとし、キム指導委員が健康診断を受ける間、ずっと同行した。
釜山/キム・グァンス記者 kskim@hani.co.kr


原文: 訳J.S