原文入力:2011/11/03 22:29(1206字)
キム・ヨンファン記者
‘旺載山(ワンジェサン)事件’ 2ヶ月すぎて77人 大量召還
"出退勤時 連日 電話…召還理由知らせず"
悩んだ末に行ったところ "本当に来られるとは思わなかった"
"国家情報院ですが。 ○某氏ご存知でしょ。ご存知なければインターネットで検索してみて下さい。" 仁川(インチョン)地域の中堅作家S(53)氏は「自身を国家情報院所属だと明らかにした人の話にあきれて10日余りが過ぎた今でも自分の耳を疑っている」と話した。S氏は「10余日前、国家情報院だとし‘○氏を知っているか’と言うので‘知らない’と言ったところ、参考人として国家情報院に来てくれと言った」と語った。そこで彼は「知らない人なのになぜ行くのかと抗議したところ、出頭しなければ2次、3次の召喚状を送ると脅かした」と言った。S氏は以後、国家情報院が出頭要求書を送ってきても受領を拒否した。S氏は 「国家情報院出頭を拒否するとしばらくの間、出退勤時間帯に合わせて国家情報院職員の電話のような番号で電話がきて、フェイスブックにこういう事実を上げると言うとそれからは電話がこなくなった」と話した。
仁川で事業を営むO氏は10余日前に国家情報院の出頭要求書を受け取り訪ねて行ったところ、「‘本当に来られるとは思わなかった。急いで調査準備をするのに大変だった’というあきれた話を国家情報院で聞いた」として「恐怖の中で6時間近く調査を受け、内容も分からない文書に印鑑を捺して出てきた」として呆れていた。
国家情報院が2ヶ月前に発表された旺載山事件と関連して仁川地域で統一運動を行なってきた人々を対象に無差別的に参考人調査を行い論難になっている。‘国家保安法廃止・公安弾圧粉砕いわゆる‘旺載山’捏造事件仁川対策委’側は3日「旺載山事件と関連して仁川地域人士56人など77人に大量に参考人調査を要求したことが把握された」と明らかにした。
国家情報院の無差別的出頭要求に対し仁川対策委はこの日、国家情報院仁川支部前で国家情報院糾弾記者会見を行い、「労組幹部はもちろん野党公職者、市民社会団体代表、宗教家など平和統一行事に参加した団体幹部に大量に出頭要求書を送りながらも召還理由も知らせずに脅迫している」と主張した。
キム・某牧師は「出頭要求を受けた人々の中には保守的市民団体幹部など中道または保守的人士まで含まれており、これらの人々は恐怖に震え、調査された事実が知らされるかと思い心配している」として「軍事政権の時にもなかったあきれる事態が白昼に起きている」と批判した。
キム・ヨンファン記者 ywkim@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/area/503965.html 訳J.S