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“北 東海領空周辺 航空安全 担保できない”

原文入力:2009-03-06午前07:08:55
北 祖平統 “キーリゾルブ 期間” 声明

クォン・ヒョクチョル記者

北朝鮮の祖国平和統一委員会(祖平統)は5日、韓-米連合訓練である‘キー リゾルブ’と関連して「軍事演習期間(9~20日)我が国領空とその周辺,特に私たちの東海上領空周辺を通過する南朝鮮民営航空機らの航空安全を担保できなくなったことを宣言する」と明らかにしたと北韓<朝鮮中央通信>が5日報道した。

北韓労働党の対南政策を代弁する祖平統はこの日、スポークスマン声明で「米国と傀儡徒党の無分別な北侵戦争演習策動で朝鮮半島(韓半島)でどんな軍事的衝突事態が起きるか分からなくなった」としてこのように話した。

北韓がキー リゾルブ演習期間、韓国民間航空機の領空通過を事実上制限することによって、この間北朝鮮が‘話’でしていた対南威嚇を行動に移した。北韓は韓-米合同軍事演習で韓半島の軍事的緊張が高まり、民航機運航が難しくなるなど情勢悪化が韓国経済にも悪い影響を及ぼすという点を強調しようとする意図と見える。

政府関係者は「国土海洋部,国防部,統一部など関係機関と協議を経て細部的な対応方案を決める」として「統一部スポークスマン等を通して遺憾の意と政府立場を明らかにする方案も検討中」と話した。

北韓発表後、大韓航空とアシアナ航空は北朝鮮領空を通過する航路を6日明け方から変えることにしたと明らかにした。北朝鮮領空を迂回すれば40分~60分ほど飛行時間が余計にかかり、一便あたり300万~400万ウォンの追加費用が発生する。

大韓航空とアシアナ航空など国籍機は毎週70~80便ほど北韓上空を通過してきた。これまで米国,ニューヨークやシカゴなどから出発した国籍機は燃料を節約するためにロシア カムチャツカ半島‐北朝鮮領空-江陵を通過し仁川空港に入ってきた。

南北は1997年10月‘大邱-平壌間飛行情報区域通過と航空機管制委譲に関する了解覚書’を結び、98年4月から韓国民航機が北朝鮮領空通過を始めた。南北はまだ航空協定は結んでいないものの、97年に締結した了解覚書を通じて領空通過時の乗客と乗務員,貨物に対する安全を保障してきた。

クォン・ヒョクチョル記者nura@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/342534.html

原文: 訳J.S