原文入力:2009-03-04午後07:15:30
野3党・教育団体57ヶ所・学者155人共同声明
キム・ソヨン記者
←アン・ミンソク民主党議員とクォン・ヨンギル民主労働党議員をはじめとする国会教育科学技術委所属野3党(民主党と民主労働党および自由先進党)議員らと教育関連50余市民社会団体関係者たちが4日午後国会で一斉試験施行を全面中断せよとの記者会見をしている。 カン・ジェフン選任記者khan@hani.co.kr
全国大学教育学者155人は4日声明書を出し「一斉試験は米国・英国で失敗した時代錯誤的な政策であり教育的妥当性もない」として「政府は一斉試験を中断し内実ある教育支援策を用意しろ」と要求した。国会教育科学技術委員会所属野3党議員らと57ヶ教育運動団体らも一斉試験施行全面中断を要求する共同声明書を出した。
成績操作を責めるより
政府の認識転換を先に
学力格差原因把握後
内容のある支援策出す必要
教育学者らはこの日、教育改革市民運動連帯とアン・ミンソク民主党議員,クォン・ヨンギル民主労働党議員などが‘一斉試験波紋の解決法は何か’を主題に開いた討論会で発表した声明を通じて、政府が成績操作で学業達成度評価が社会的論議になるや制度改善に出たことに対して問題の核心を思い違いしていると批判した。これらは「採点を強化しても不正がなくならず、問題の本質は学校や教育庁の虚偽報告にあるのではない」と指摘した。これらはまた「実質的な学力診断は教師によって精密になされるべきなのに、一斉試験のような統制と管理のやり方では日和見主義ばかりを助長することになる」と強調した。
教科委所属の民主党・自由先進党・民主労働党議員7人と教育団体らも共同声明で「学業達成度評価成績操作事態は一斉試験が生徒と教師を過度な競争に追い立てて教育現場を荒廃化させるという指摘が正しかったことを証明している」と話した。
この日、討論会に発表者として出席したソン・ギソン カトリック大教授は「学力に影響を及ぼす多様な原因は排除したまま、特定時点に測定された学生たちの点数を公開し、それをあたかも該当学校の教育的努力の結果だと受け入れるのは無知の極みであり非教育的で不合理な方式」と話した。
遅れをとっている学校を実質的に支援しようとするなら政府が‘判別’ではなく‘原因把握’を中心にするよう認識を切り替えなければならないという指摘も出た。
ソン・ヨルグァン慶煕大教授は提案発表文で「基礎生活受給権者および無料給食支援学生現況だけでも基礎学力未達学生密集学校がどこなのか把握できるし、標本調査だけでも全数調査を通じて知ることが出来る大部分の情報を得ることができる」として「基礎未達学生たちの問題は、この間実態が分からなかったということではなく、それだけ多様な原因から始まっているので解決が容易でなかった懸案」と話した。特にソン教授は「政府がなぜ学業達成度下位国家である米国の失敗したモデルを学業成就最上位圏の我が国に適用しようとしているのか到底理解することはできない」と指摘した。
キム・ソヨン記者dandy@hani.co.kr