原文入力:2009-03-05午後12:04:01
昨年 地方裁判所所長の時、‘夜間集会違憲,年末宣告’ 言及
“現行法により結論 要請”…最高裁 “真相調査チーム構成”
パク・ヒョンチョル記者
←シン・ヨンチョル最高裁判事.
シン・ヨンチョル最高裁判事がソウル中央地裁所長だった昨年、ろうそく集会関連事件裁判に干渉し宣告を督促する内容のEメールを数回刑事単独判事らに送ったことが確認された。当初ロウソクのあかり裁判の集中配当に始まった今回の波紋がより一層広がる展望だ。
5日<ハンギョレ>が入手したEメール内容によれば、シン最高裁判事は昨年10月14日‘大法院長(最高裁長官)業務報告’というタイトルで判事らにろうそく集会事件の早急な裁判進行を要求した。当時ソウル中央地裁の各刑事単独判事らにはろうそく集会事件が配当されていたが8月にパク・ジェヨン前判事が夜間集会を禁止した集会およびデモに関する法律条項に対して憲法裁判所に違憲法律審判を推薦した状態であった。シン最高裁判事は当時Eメールで「今朝、大法院長様に業務報告をする席があり、夜間集会違憲推薦に関するお言葉も差し上げた。大法院長様のお言葉をそのまま伝える能力もなく適切ではないが概して私の考えと大きく異ならないと聞いた」と明らかにした。その上で「社会的に消耗的な論争に足を入れないために努力しなければならず、裁判所が一糸不乱な機関ではないということを見せるためにも残りの事件は現行法によって通常的に進行することが望ましい」ということが大法院長の意見だと伝えた。
シン最高裁判事は11月6日と24日にもロウソクのあかり裁判の早急な進行と仕上げを促すEメールを送った。彼は当時「すべての負担になる事件は後任者に譲り渡さずに処理することが美徳と見なされるので、また私たちの裁判所の控訴部も違憲可否などに関する色々な考慮をしているので、拘束事件でも不拘束事件でもその事件に適当な手続きにより通常的に処理することがどうかということが私の素朴な考え」と明らかにした。これと共に「私が分かっている限り、この問題に関心を持っている内外部(大法院と憲法裁判所を含む)のいろいろな人らのほとんど一致した意見でもある」と明らかにした。
シン最高裁判事のこういう注文は、独立した憲法機関である判事らの裁判自律性を侵害するだけでなく、ロウソクのあかり裁判という政治的事件に対して人事評価権限を持った裁判所長がしつこく裁判進行に干渉したという点で深刻なこととして受け入れられている。 しかも昨年7月中旬、ろうそく集会事件が特定判事に集中的に配当されたことに対して、刑事単独判事らが集団的に問題提起をした以後にも継続的に圧力と受け取れる要求をしたという点で論難が大きくなるほかはない。
同時にイ・ヨンフン大法院長が違憲推薦にもかかわらずロウソクのあかり裁判を進行しろとの趣旨の意志をシン最高裁判事に伝達したという大きな問題に対しても真相究明が避けられないように見える。司法府首長が政治的に敏感な懸案に対して裁判所長を通じてメッセージを伝達したという疑惑がつきまとうためだ。 パク・ヒョンチョル記者fkcool@hani.co.kr