原文入力:2011/09/19 17:38(1644字)
ホ・ホジュン記者
米訪問中の反対運動家らに会い連帯の意思表示
"環境破壊 最も大きな問題…国際社会の緊張高める"
←ノーム チョムスキーが去る16日、米国、ボストン マサチューセッツ工科大学研究室で済州出身作家コ・キルチョン氏に会い、海軍基地反対の手立て札を持ち写真を撮った。 写真提供. ツイッター@kimseriiii
米国進歩陣営の象徴であり世界的大学者であるノーム チョムスキー教授(マサチューセッツ工科大学)が済州、西帰浦市(ソギポシ)江汀マウルで展開している済州海軍基地建設反対運動に関心を示し連帯の意思を表示した。
済州海軍基地建設反対運動を知らせるために米国を訪問中の済州出身作家コ・キルチョン氏は去る16日、米国、ボストンのマサチーセッツ工科大学(MIT)研究室でチョムスキー教授に会い江汀マウルの状況を知らせた。
この日の訪問には江汀マウルで海軍基地反対運動を行った平和運動家マシュー ホイワ ドキュメンタリー<ベリタス、ハーバード 彼らだけの真実>を製作し江汀マウルを訪問したことがあるシン・ウンジョン監督も同席した。
この席でチョムスキー教授は最近<ニューヨークタイムズ>にのせられた済州海軍基地建設を巡る地域住民と警察の衝突など反対運動と関連した記事に関心を表明した。コ作家とマシュー ホイワが海軍基地の規模と基地選定過程での手続き的問題点などを説明し、チョムスキー教授はそれを真剣に傾聴し生態系保存問題に関心を示した。
特にチョムスキー教授はカン・ドンギュン江汀マウル会長など地域住民と活動家らの拘束事態と告訴・告発の消息を聞き残念がったとコ作家は伝えた。
←7日午後、済州、西帰浦市、江汀マウル海軍基地工事現場内のクロムビ岩海岸で施工業者が車両の進入路をつくるため掘削機などを動員し海岸の平坦化作業をしている。コ・スンミン(慶一大 写真4)氏提供
コ作家によれば、チョムスキー教授は韓国内での関心と、特に言論の関心がどの程度なのかを尋ね、海軍基地建設に遺憾を表示する一方、拘束されたカン・ドンギュン江汀マウル会長が獄中でチョムスキー教授に書いた手紙を伝えると、カン会長と家族の具合についても尋ねた。
チョムスキー教授はコ作家らに「江汀マウルの闘争をより一層関心を持って見守る」として「江汀マウル住民たちの正しくまっすぐな闘争を支援するための多様な方法を探してみる」と話した。
これに先立ち同日、シン・ウンジョン監督と行ったインタビューでチョムスキー教授は「済州島に海軍基地を建設しようとする試みに反対しなければならない多くの理由の中で、環境破壊が最も重要な問題」と指摘した。
チョムスキー教授は続けて「軍事基地建設は韓国社会全般にわたり否定的な影響を持たらすものであり、中国を牽制し太平洋地域を統制しようとしている米国の意図が伺える済州海軍基地建設は国際社会の緊張を深刻に高めるだろう」と警告した。
チョムスキー教授はまた「美しい自然を保護し平和に暮らしたいという正当な権利を守るための済州島民らの持続的で勇気ある闘争は優れて鼓舞的であり、高潔な闘争が継続されるよう外部から多くの支援がなされるよう願う」と話した。シン監督はこの日、チョムスキーとのインタビューを編集し翻訳作業を経て江汀マウルに伝達する計画だ。
一方、コ作家は去る15日と19日、ボストン大学とウェントワース大学で自身の作品等を通じて韓国留学生など在学生たちに江汀マウルと済州4・3問題を知らせ、来る24日にはニューヨーク大学でも同じ活動を行う予定だ。
ホ・ホジュン記者 hojoon@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/496824.html 訳J.S