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キム・ヒョンオ “3時時限 職権上程”→民主20分残して結局‘妥協’

原文入力:2009-03-02午後10:35:45
与野党, 言論法6月表決処理 合意
キム議長 ‘15ヶ法案処理 圧迫’ に民主緊急議員総会
国会本庁では補佐陣・党職者間で激しい小競り合い

ソン・ホジン記者パク・ジョンシク記者

←民主党党職者らが2日午後ハンナラ党の争点法案単独処理を防ごうと警察が出入りを封じ込めた国会本庁窓にぶらさがり警察などと小競り合いをしている。 パク・ジョンシク記者anaki@hani.co.kr

2日午前,チョン・セギュン民主党代表に電話がかかってきた。キム・ヒョンオ国会議長だった。「ハンナラ党が(あのように)反対しているので民主党がもう少し進展した案を出してくれ」という内容の電話であった。ハンナラ党が曲げない言論関連法‘処理期間指定’または常任委‘表決処理’,二つのうち一つを民主党が受け入れろということだ。‘国会議長仲裁案’を手直ししようという議長の電話とともに国会は急転回した。

キム議長がこの日午前、パク・ヒテ ハンナラ党代表と最高委員らに会い仲裁案受け入れ不可の壁にぶつかっている間、ハンナラ党議員たちは本会議場の前に座りこみ前日夕方から‘1泊2日’の座り込みを継続し議長に争点法案らの‘職権上程’を強力に要求した。

この日午後1時が少し越えても民主党戦略について苦心したチョン・セギュン代表は午後1時40分頃、議長が何と15ヶの職権上程目録を発表し当惑感に陥った。午後3時まで与野党間妥協がなされなければ職権上程するという目録には最大争点の放送法・新聞法など言論関連法だけでなく、法司委員会法案審査小委で議論が熟成されてもいない通信秘密保護法までこっそりと挟まっていた。ハンナラ党主張を受けなければ争点法案をそっくり職権上程するとして圧迫してきて民主党内部では与党の態度に嘆いて「議長が裏切った」という話まで流れ出た。法司委所属のある民主党議員は「独裁政権よりもっと深刻だ」という自嘲の混じった嘆きも吐きだした。

民主党は非常待機中の議員たちに召集令をおろし本庁院内代表室に集まるようにした。その時、本庁の外では民主党補佐陣と党職者らの進入企図が始まった。ホン・ジュンピョ ハンナラ党代表がこの日明け方「民主党党職者らが本庁から出て行ってくれれば私たちの議員の座り込みも解く」と提案し自主的に解散した党職者らが職権上程に備え本庁進入を再企図したのだ。この過程で本庁1階民主党行政室の窓等を通じて入ろうとする党職者と‘人間の帯’を作って防いで立った警察らの間で消火器粉末がまかれるなど小競合いが起きた。

その間民主党は緊急議員総会で職権上程する場合、本会議場で体で阻止しようという強硬論と修正案を提示し破局を避けようという妥協案を巡っての議論を経て修正案を出そうという側に意見を集約した。そのようにウォン・ヘヨン院内代表とホン・ジュンピョ院内代表が会った時間は議長が交渉期間と定めた午後3時に20分を残した午後2時40分。ウォン院内代表は「議長主宰で与野党三交渉団体が交渉する時、ホン・ジュンピョ院内代表が主張した常任委‘表決処理’を受け入れる」という意を伝えて妥結の出口を開いた。同じ頃、チョン・セギュン民主党代表はパク・ヒテ ハンナラ党代表に電話をかけ会合を提案した。絡みに絡まった糸の絡み合いを代表どうしで解こうということだ。

国会貴賓食堂に先に到着したチョン代表は15分余待って、パク代表と午後3時20分に向き合った。二人は握手をしたもののかたい表情まで解くことはなかった。チョン代表は会談に入り「与野党が平行線のまま走って行けば(国民の)苦痛が大きくなる」と話し、パク代表は「話す言葉がない」として「与野党間対話と妥協の政治が芽生えることができる機会があるようだ」と短く話した。言論法関連社会的議論機構を置こうという民主党提案をハンナラ党が受けて社会的議論機構で議論した後、文放委で‘表決処理’しようというハンナラ党提案を民主党が受けるという席なので会談は20分で終わった。議長が当初職権上程すると予告した午後4時本会議までちょうど20分残して緊迫した対立が解けた。

一方、民主労働党議員らはこの日午後、議長の職権上程に備えて本会議場進入を試み国会警衛らと激しい衝突を起こした。 ソン・ホジン記者dmzsong@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/341786.html

原文: 訳J.S