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市・道教育庁では“一斉試験31日強行”

原文入力:2009-03-02午後07:23:28
ソウル・慶北など ”問題流出憂慮で同時実施不可避”
教科部 標本抽出評価 逆戻り…父母ら“中断要求”

チョン・ミニョン記者

来る31日実施される全国小学校4学年~中学校3学年対象の教科学習診断評価を全体学生の0.5%だけ標本抽出して行うという教育科学技術部の方針とは異なり、大部分の市・道で同日すべての学生が試験を受ける一斉試験方式で評価がなされるものと見られる。

ソウル市教育庁は2日「同じ試験問題を使って学校が各自他の日に試験を受けるようにすることは現実的に難しい」として「31日にソウル市内すべての小・中学校が同時に診断評価を受けるようにする予定」と明らかにした。慶北道教育庁関係者も「診断評価はすべての学校がもれなく受けるべきだというのが私たちの教育庁の立場」として「円滑な試験管理のために31日にすべて試験を受けるようにする計画」と話した。仁川市教育庁関係者も「学校ごとに試験日程が違えばインターネット等を通じた問題流出憂慮もあり父母らの抗議も多い」として「すでに全数評価計画を立ててあり試験紙印刷契約までしてある状況なので31日にすべての学校が試験を受けなければならないと見られる」と話した。この外に光州・大田市教育庁と慶南道教育庁関係者たちも「具体的な日程を確定することはできなかったが現実的に各自別の日に試験を受けることは難しいようだ」と話した。

これに対して教育運動団体らは「事実上昨年10月に実施された一斉試験がそのまま反復される格好」として一斉試験の中断を要求した。正しい教育のための全国父母会ユン・スクチャ政策委員長は「教科部が標本抽出対象学校を選んだあげく学校の試験日程は市・道教育庁の自律に任せると発表し、表面では‘選択権’を保障するような態度を見せたが、現実的な条件を考慮すれば学校ごとに別の日に試験を受けるのは当初から不可能だった」として「一斉試験日程を少し遅らせただけで教科部は初めから一斉試験を行おうとしていた」と批判した。一斉試験に反対するソウル市民の会のチョン・ギョンヒ事務局長も「結局市・道教育庁がすべての学校に一斉試験を強制するので学生・父母の選択権も与えられないという点で一斉試験と全く違うことがない」と指摘した。

教科部は当初来る10日に一斉試験方式で診断評価を実施する計画だったが、昨年10月行った学業達成度評価結果公開を巡って色々な問題が生じ、試験を31日に延期し試験方式も全数ではなく標本抽出に変えると去る1日明らかにしていた。

チョン・ミニョン記者minyoung@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/schooling/341794.html

原文: 訳J.S