原文入力:2009-03-02午前10:08:54
“釜山・慶南で服役者と民間人3千400人 軍警に犠牲”
真実.和解のための過去史整理委員会は2日"韓国戦争勃発直後、刑務所に閉じ込められていた服役者と民間人3千400人余りが軍人と警察,刑務官などによって犠牲になった事実を初めて確認した」と明らかにした。
'刑務所服役者犠牲事件'は済州4・3事件と麗水順天事件などで全国刑務所20ヶ所余りに収監中だった最小2万人の服役者と予備検束で拘禁されていた国民補導連盟員らが韓国戦争勃発直後に軍警により集団虐殺され密葬されたり水葬された事件だ。
真実和解委が真実を糾明したのは釜山と馬山,進駐刑務所など3ヶ所であり国家が刑務所服役者犠牲事件を調査し実態を確認したのは今回が初めてだ。
真実和解委は刑務所服役者犠牲事件に対して2006年11月から職権調査を始め、まだ調査中である675件に対して今年中に調査を終えその結果を発表する予定だと説明した。
キム・ドンチュン真実和解委常任委員は「人民軍非占領地域であった釜山,慶南地域ですでに身柄が確保され隔離中だった服役者と民間人数千名を軍警が一方的且つ任意に集団虐殺したことは史上類例がない非人道的行為であった」と話した。
真実和解委によれば釜山刑務所では1950年7月26日から9月25日まで3回にかけて1千500人余りが軍警によって集団殺害され、この内身元が確認された犠牲者は148人だ。
犠牲者たちは戦争が起きるや釜山,沙下区トンメ山と海雲台区,チャンサンコルチャなどの地で集団射殺され、一部は五六島近隣海上で生きたまま水に落とし犠牲になったと発表された。
馬山刑務所ではほぼ同じ時期に少なくとも717人が銃殺されたり馬山,亀山面近海に集団水葬され、この内358人に対しては具体的な身元が分かったと真実和解委は伝えた。
また晉州刑務所でも最小1200人の服役者と国民補導連盟員が集団殺害され犠牲者70人の身元が明らかになった。
今回確認された犠牲者中には陸軍刑事法や国防警備法などに違反して懲役3年以下の刑の確定を受けた既決囚もいたが、これらは戦争直後に軍法会議で死刑の宣告を受け憲兵隊に引き渡され銃殺されもした。
真実和解委は「遺族に対する謝罪と慰霊事業支援,民間人犠牲内容の公式刊行物反映,人権教育強化などを国家に勧告した」と話した。
パク・ソンミン記者min76@yna.co.kr (ソウル=聯合ニュース)