原文入力:2011/08/31 21:47(1552字)
ソン・ハンヨン記者
側近 "候補として出馬を考えている"
野党圏 単一候補 議論 急流に乗る公算
10・26ソウル市長補欠選挙に希望製作所常任理事のパク・ウォンスン(55)弁護士が野党圏統合候補として出馬することを積極的に検討していることが31日知らされた。我が国の市民運動の象徴的人物であるパク弁護士が出馬するということにより民主党を含む野党圏のソウル市長候補選出過程が活気を帯びるものと見られる。
パク弁護士の側近はこの日「ソウル市長候補として出馬を考えているのは事実」としつつ「一つ二つ 検討する事項があり最終決定ではない」と明らかにした。
パク弁護士と近い学界要人も「オ・セフン前市長がソウル市政を政治的に汚染させたので、それを浄化する人が必要だ」として「政治から多少独立的な人がするべきだという名分を掲げパク弁護士が出るように薦めた」と明らかにした。彼は「民主党のソン・ハクキュ代表が提案した‘統合候補推進委員会’もパク・ウォンスン弁護士とある程度相談の上で進行していると見れば良い」として「大きな枠組みで選挙戦をする方式が可能だろう」と話した。
民主党も概ね歓迎する雰囲気だ。民主党関係者たちは「我々としてはパク・ウォンスン弁護士が民主党に入党し選挙戦に参加した方が良いが、そうするつもりはないと理解している」として「それでもパク・ウォンスン弁護士が野党圏統合候補として出るならば野党圏全体に役立つと見る」と話した。
パク・ウォンスン弁護士の最終出馬決定は2つの変数にかかっていると見られる。
第一に、野党圏の統合候補選出方式だ。パク弁護士を支持する市民団体関係者たちは民主党のソウル市長候補者3~4人と、民主労働党をはじめとする進歩政党候補者ら、そして‘市民候補’パク・ウォンスン弁護士など計7~8人が一度に選挙戦を行い候補を選出する統合選挙戦方式を提案している。だが、こういう方案を民主党や進歩政党が受け入れるかは不透明だ。民主党内では候補選挙戦で民主党候補を先ず選出し、選挙戦および候補単一化で野党圏統合候補を再び選ぶ方案、野党圏統合候補選挙戦を一気に行う方案が対立している。
第二に、ハン・ミョンスク前総理の去就だ。ハン・ミョンスク前総理は各報道機関の世論調査で相当な得票力があることが明らかになっているが、10月初めに1審宣告が予定されている裁判が負担になる。ハン・ミョンスク前総理が候補として出ればパク弁護士の立場は狭まらざるを得ない。ハン前総理の出馬有無は秋夕(チュソク)連休頃に枠が決まるものと見られる。
パク・ウォンスン弁護士は去る7月19日から白頭山脈縦走をしているが、9月10日頃に山から降りる予定だ。パク弁護士は白頭山脈縦走を終えた後に中小企業の販路を切り開く‘希望の車輪’、生活協同組合(生協),代案的銀行などの色々な事業で市民経済、市民資本の道をひらくという意向を明らかにした経緯がある。彼が話したこういう事業をソウル市長となって推進するならば、はるかに実現可能性が高くなることは事実だ。
パク弁護士は慶南(キョンナム)、昌寧(チャンニョン)出身で、検事と弁護士を務めた法曹人だが、1990年代中盤から参与連帯事務局長、‘美しい店’常任理事など市民運動に献身してきた。
文 ソン・ハンヨン先任記者、イ・ジウン記者 shy99@hani.co.kr 写真リュ・ウジョン記者 wjryu@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/494293.html 訳J.S