原文入力:2011/08/28 20:41(1242字)
ユン・ヨンミ記者
統計で見たソウル物価
幼稚園費 64倍↑…消費者物価 9倍より大幅上昇
金の指輪 10年間に338%↑…TVなど電子製品価格は下落
ソウル地域の国・公・私立大学の授業料が1970年代に比べ30余年間に30倍程に上がったことが分かった。
ソウル市が28日に出した‘2011ソウル統計年報’を見れば、父母らの授業料・教育費負担が大きく膨らんだ。1975年対比2010年ソウル地域国・公立大授業料は31.3倍、私立大授業料は29倍に上がった。同じ期間に幼稚園の納入金は何と64.2倍も急増した。
2010年消費者物価指数は1975年より9.1倍上昇したことが明らかになり、大学授業料と幼稚園費が消費者物価指数の上昇倍率を大きく上回ったことが分かる。
35年間の主要品目の物価指数を比較してみれば、庶民に人気が高い外食メニューであるジャージャー麺は1975年比で24.6倍、庶民の足である市内バス料金は24.4倍に上がった。同じ期間に国産牛肉は28.7倍、大衆浴湯料金は27.9倍、映画観覧料は21.3倍に上昇した。反面、卵(6.5倍)米(6.6倍)ラーメン(6.9倍)等は上昇幅が小さかった。
去る10年間には金の指輪の価格が何と338.4%も暴騰した(<表>参考)。これに比べ去る10年間に携帯電話は価格が84.3%下がり、テレビ(-75.2%),モニター(-73.4%)等も下がった。
去る50年間にソウルは面積が倍以上に広くなったが、人口は4倍以上増え稠密化が進んだ。行政区域の拡張と再調整などにより1960年268.35平方kmであったソウルの面積は2010年には336.90平方km(125.5%)増加した605.25平方kmで、韓国の国土面積(10万33.1平方km)の0.6%を占めている。これに比べて人口は1960年の244万5000人から2010年現在 1057万5000人で、50年間に4.3倍増加した。これに伴い、個人間の距離を表す人口接近度は2010年8.13mで、1960年の11.26mより3.13m近づき一層稠密化された。
1960年には8772人で1万人にもならなかった外国人居住者は2010年26万2902人へ30倍増加し、グローバル化するソウルの現住所を見せた。
ソウルの住宅数は2010年の252万5210世帯であり、1970年の58万3612世帯より332.7%増えた中で、住宅類型が大きく変わった。同期間に一戸建て住宅(多世帯住宅を含む)は88.4%から16.1%に72.3%減少した反面、アパートは4.1%から58.8%に大きく膨らんだ。
ユン・ヨンミ記者 youngmi@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/area/493703.html 訳J.S