原文入力:2011/08/24 15:51(1288字)
民主党の暴露 立証する証言次々出てきて
"地位を利用した投票強要行為した"
政府が無償給食反対住民投票の投票率を高めるために軍人に休暇を与え投票するよう指示したという民主党の暴露を立証する証言が出てきて波紋が生じるものと見られる。
パク・某(48)氏は24日<ハンギョレ>に電話をかけてきて「前方部隊に勤務中の甥(22)が当初来たる27日の夜に年休をもらって出てくる予定だったが、部隊側が投票があるからとして今朝、休暇に出してくれた」とし「特に部隊側から投票確認証までもらってくるように指示があり、甥が泣きながら辛子を食うように投票せざるを得なかった」と話した。パク氏は「また、部隊側では甥を休暇に出した後任士兵2人の不在者投票用紙を渡し必ず投票しろと要請までした」と暴露した。
パク氏は中央選挙管理委員会に電話をかけ不法選挙運動ではないかと問い詰めたが「中央選管委では地位を利用して投票を強要する行為は不法であるが有権者が投票行使できるように助ける行為は不法ではない」と明らかにしたと伝えた。
しかしソウル市選管委は今回の住民投票の場合、投票参加を促すことや投票参加拒否行為の全て選挙運動に該当すると明らかにした経緯があり、論難がおきるものと見られる。これに対してパク氏は「上命下服が生命である軍で上官が投票をしたか確認証を要求することが地位を利用した投票強要行為ではないなら何か」とし声を高めた。
これに対して中央選挙管理委員会調査課関係者は「不法の素地があるが、もし投票をしなければ偽計によって何らかの不利益を与えるという具体的な内容があるかを厳密に確かめてみなければならない部分がある」と話した。また、後任士兵の不在者投票用紙を渡したことに対しては「不在者投票は直接渡す方式では物理的に投票が不可能になっている」と話した。
一方、ホン・ヨンピョ院内スポークスマンは23日午前、緊急論評を通じて「多数の情報提供によれば、軍がソウル市無償給食と関連した住民投票に現役軍人らを動員しているという」として「ソウルに住所を置いているが不在者投票ができない将兵らに休暇や外出、外泊を許可して復帰時に投票確認証を提出しろという軍の指示があったという」と明らかにした。
彼は「これは軍事独裁時期でこそ想像可能だったことであり、憲法に明示された‘軍の政治的中立’に違反することであり、軍の特殊性により圧迫を受けるほかはない軍人が自らの信念に反して投票を行使するようにすることは明白に投票しない基本権を侵害すること」とし「さらに法違反を別にして子供たちのご飯の問題に軍将兵らまで動員しようとする李明博政権は国民をより一層怒らせている」と政府を非難した。
キム・ドヒョン先任記者/ツイッター@aip209
原文: 訳J.S