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追い出された私立校長ら堂々と月給受け取り

原文入力:2009-03-02午前09:16:15
虚偽経歴などで資格剥奪されても2~3年間1億余ウォンずつ
分かってみれば財団親戚…学校側は知っていながら支給

キム・ソヨン記者

京畿地域の二つの私立高等学校の前職校長らが2~3年間にわたり教員として勤めていなかったにもかかわらず約1億ウォンずつの給与を受け取っていたことが明らかになり物議をかもしている。

1日アン・ミンソク民主党議員が公開した資料と京畿道教育庁の話を総合してみると、京畿O高のチョン校長のイ・某氏は校長資格が剥奪され、この学校の教員地位を失った2006年1月から昨年12月まで約3年間にわたり1億2千万ウォンを給与として受け取っていた。この学校の財団前理事長の夫人であるイ氏は海外で暮らした期間にも教師として勤めたとだますなど虚偽経歴があらわれ2006年この学校の校長・教員職を剥奪された。

京畿H女子高前校長のホン・某氏も博士課程授業を受けるとして4年3ヶ月間学校に出勤しなかったが、この期間に教師として仕事をしたと虚偽報告し2005年10月校長・教員資格を失った。それでもH女子高財団理事長の婿であるホン氏はこの時から2007年10月まで2年間給与として1億700万ウォンを受け取った。H女子高は1995年から白血病奨学基金流用,財団所属学校らの会計帳簿操作などの問題で葛藤を生じさせてきた。

監査院は昨年5月「教員でないイ氏とホン氏に人件費を与えてはいけないのに学校が彼らを教員現員に含ませ給与を与えた」として「お金を回収する方案を講じなさい」と京畿道教育長に通知した。教育庁が人件費返還を要求するやイ氏は監査院を相手に行政訴訟を起こし昨年11月敗訴した。H女子高財団もホン氏の校長資格剥奪が不当だとし訴訟を起こしたが2007年大法院で敗れた。京畿道教育庁関係者は「イ氏とホン氏の人件費は、学校運営支援費と道教育庁予算から充当された」として「イ氏はお金を返還するといったが、ホン氏は再び訴訟を進行中」と語った。

O高は昨年12月教頭公募を通じてイ氏を教頭に再び採用しようとしたが、道教育庁が人事委員会手続きなどを問題にして先月6日採用が失敗に終わった。

キム・ヘンス全国教職員労働組合私立委員会政策局長は「教員ではないのに1億ウォンを越える給与を与え、虚偽経歴が明らかになり学校から追い出された人を財団と近いという理由で再び教頭として採用しようとするのが私たちの私立学校の実態」として「開放型理事制まで有名無実になり学校現場が不正で汚されており、私立学校の公共性・透明性を強化する側に私立学校法を改正しなければならない」と語った。 キム・ソヨン記者dandy@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/schooling/341661.html

原文: 訳J.S