本文に移動

洛東江(ナクトンガン)南旨鉄橋 崩壊の危機

原文入力:2011/08/22 20:16(1083字)
4大河川工事で地盤弱化?
チェ・サンウォン記者


橋脚・床板 一部落下…水資源公社 "浚渫しなくとも崩壊した筈"


←洛東江を横断し慶南、昌寧郡(チャンニョングン)と咸安郡(ハマングン)を結ぶ南旨鉄橋の橋脚1個が22日午前、土中に沈んだために床板3個が傾き橋が崩壊の危機に立たされている。


4大河川事業区間に含まれる洛東江、南旨鉄橋の橋脚1個が22日午前、土中に30㎝ほど沈んだ。そのために長さ51m、幅6mの床板3個が傾き橋が崩壊の危機に立っている。

南旨鉄橋を含む4大河川事業洛東江19工区の施行処である韓国水資源公社は22日「前夜までは異常がなかったが、22日 朝7時30分頃、現場に出て行き‘南旨鉄橋の6番橋脚が沈下し、この橋脚が支える床板と両側床板など床板3個が傾いたこと’を発見した」と明らかにした。


洛東江を横切り慶南、昌寧郡、南旨邑と咸安郡、漆西面を結ぶ南旨鉄橋は1933年に作られ大韓民国近代文化遺産145号に指定されており、2001年から車両通行が禁止されていた。2007年の安全診断の結果、等級外判定を受け、去る6月には水資源公社が韓国施設安全公団に委任し調査した結果でも基礎補強が必要と出てきた。


だが、水公は7個の橋脚の内、川の水に沈んでいる2~4番橋脚3個だけを補強し、1番と5~7番などの橋脚4個はそのままにし、浚渫工事を行い一歩遅れて先月10日に歩行者の出入りを統制し、去る18日に6番橋脚から補強工事をしてきた。


水公関係者は「大規模浚渫をしたために橋脚基礎部分の地盤が弱くなり侵害されたと見ることもできるが、これは事故原因の一部に過ぎず事実は数十年間に少しずつ地盤が弱くなった結果」として「橋脚7個全てが岩盤層に届かずに土砂の中に埋もれているだけなので浚渫をしなくとも崩壊せざるを得ない構造であった」と主張した。


しかし、パク・チャングン関東大教授(土木工学科)は「去る6月25日に崩壊した倭館鉄橋と同じく4大河川事業で大規模浚渫をしたために橋脚を支える地盤が弱くなり起きた事故」として「4大河川事業が終わらんとするこの期に及んで橋脚補強工事をするというのは4大河川事業のために橋の安全に問題が生じたことを認めること」と反論した。


文・写真 昌寧/チェ・サンウォン記者 csw@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/area/492893.html 訳J.S