原文入力:2011/08/19 14:08(2071字)
パク・スジン記者
全国公務員労組の情報公開請求結果… 年間食事代3億5136万ウォン、平均3万6310ウォン
ホテル水準レストラン、宮廷料理店愛用、業務執行費基準4万ウォン超えが半数以上
1食当たり2457ウォン。呉世勲(オ・セフン)ソウル市長が救国の決断かのように反対する子供達の食事の値段だ。ソウル市教育庁の無償給食費支援単価と執行基準によると、無償給食支援単価は食材費1892ウォン、牛乳価格330ウォン、管理・人件費235ウォンを加えた2457ウォンだ。
ならば、呉世勲ソウル市長の食事1回の値段はいくらだろう。全国公務員労働組合は19日、2006年7月1日~2008年6月30日まで1年間、呉世勲ソウル市長が業務推進費で使った食事代を公開した。この資料によると、呉市長は1年間、懇談会などでの食事代で3億5136万ウォン(559件)を使った。1人当たりの食事代で最高13万7720ウォンを出費し、年間の食事代平均は3万6310ウォンだった。このうち、地方自治体の歳出予算執行基準である1人1回当り4万ウォンを超過したのは全299件中、半数を超えた。
呉市長は主に、業務推進費を利用してソウル鍾路区鐘路タワービル33階にあるホテル水準レストラン「Top
Cloud」、ロッテホテル内にある和食店「桃山」、ソウルプラザホテルの和食店「寿」、高級宮廷料理店「宮宴」、夕方セットメニューが6万5000ウォン、7万6000ウォンなどするフュージョン伝統食堂「閔家茶軒(ミンガダホン)」など1回の食事で5万ウォンを上回るレストランを利用したことが明らかになった。
具体的な使用の内訳によると、2007年3月2日ソウル中区南山ソウルタワーで「観光客1200万名達成のための諮問懇談会」を開いて、68万8600
ウォンを食事代に使った。参加人数はわずか5人で、1人当り13万7720ウォンを使ったことになる。観光客1200万名関連懇談会は2週後の2007年3月18日にも「クルビマウル」というレストランで開かれ、一人当り8万1688ウォンの食事代が出費された。
2007年3月1日には「市政諮問のための学界人士との懇談会」を開いて69万8500ウォンを使った。この席には7人が参加して、1人当りの食事代は9
万9786ウォンとなった。2006年10月31日に三清閣で前・元職市長の招請晩餐懇談会を開いて27人を対象に241万4500ウォンを使い、一人当り8万9426ウォンの食事をした。
公務員の精錬維持などを規定している「公務員行動綱領」では、公務員たちの食事代を3万ウォン、慶弔費は5万ウォン以内に制限している。「業務推進費執行規則」では、接待費の上限を4万ウォンに定めている。
この資料は、全国公務員労働組合が2009年「公益情報提供者と一緒に行う会」と協力して、広域自治体首長たちの任期が始まった2006年7月頭から2008年6月末まで、2年間で使われた業務推進費の詳細執行の内訳を情報公開請求した内容だ。オ・ヨンテク全国公務員労働組合腐敗防止推進委員会委員長は、「当時、マスコミなどを通じて、呉世勲市長の業務推進費の不当使用などを告発しながらも、呉世勲市長の1回の食事代が一般常識を飛び越える水準で明白に「公務員行動綱領」に違反しており、共に告発しなければならないという意見があったが、より重要な犯罪の疑惑が希薄されると判断して告発しなかった」、
「しかし最近、呉世勲市長が1回2500ウォンにも満たない子供達の食事を提供するのか止めるのかについて「福祉ポピュリズム」云々して、貧しい家の生徒
たちを選別する段階的実施を主張している」と批判した。
←呉世勲ソウル市長が17日午前、ソウル中区乙支路入口駅の近く横断歩道で、無償給食関連の住民投票に参加することを勧める内容の大型手立て札を聞いてキャンペーンをしている。キム・テヒョン記者 xogud555@hani,.co.kr
これに関してソウル市関係者は「地方自治体歳出予算執行基準は不可避な場合、4万ウォンを超過するように規定している」、「国際金融カンファレンス、交通安全国際シンポジウムなど国際行事や観光客1200万名達成、新人事システムなど、専門家の諮問がやむを得ない場合のみ、4万ウォンを超過したのであり、外国人などお客さんを応対するのに、どんなところにでも行けるわけではない」と明らかにした。この関係者はまた「無償給食支援単価は原価だが、ホテルの
レストランや閔家茶軒などは電気代・人件費・テナント代などが全て含まれた価格なので、二つを比べるのは無理がある」、「全体の食事代平均は、業務推進費執行規則である4万ウォンを超えない」と明らかにした。
パク・スジン記者 jin21@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/492469.html 訳 M.S