原文入力:2009-03-01午後11:02:44
こだまない ‘対話要求’繰り返し
クォン・テホ記者
イ・ミョンバク大統領は1日「南と北は相手方を認め尊重し合い平和的に共存,共栄していこうと合意してきた」として「このような南北間合意事項を尊重する」と明らかにした。
イ大統領はこの日、忠南,天安の独立記念館で開かれた第90周年3・1記念日記念式典に参加し、記念演説を通じて「南と北ははやい期間内に対話をしなければならない」として「条件のない対話の門は今でも開いている」と話した。イ大統領はまた北朝鮮のミサイル発射の動きと関連して「北韓を本当に守るものは核兵器とミサイルではなく南北協力と国際社会との協力」として「私たちはその(非核化)過程で果敢に国際社会とともに北韓を助ける準備ができている」と付け加えた。
イ大統領はこれまで‘この間のすべての南北間合意の精神を尊重する’(昨年9月22日民主平和統一諮問会議地域会議開会辞など)と話してきたが今回は‘合意事項を尊重する’と別の表現を使った。これと関連して、大統領府関係者は「合意精神と合意事項は同じ話で微妙な差をつけた訳ではない」として「政府は今まで合意事項を履行しないと言ったことがない。南北がまず会い具体的実行方案を議論しようという意味」と説明した。
この日の記念演説には対北メッセージを反映したのに反して、過去の大統領らが3・1記念日記念演説を通じてほとんど毎回言及してきた対日本メッセージは入れられなかった。
これと共にイ大統領は「苦しいからと変化と改革を止めることはできない。苦しいからと原則を捨てて迂回することは決してない」としていわゆる‘法と原則’という国政2年目の政策基調を再度強調した。
クォン・テホ記者ho@hani.co.kr