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北韓、延坪島(ヨンピョンド)NLL 砲撃 対応

https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/492390.html

原文入力:2011/08/18 20:33(1025字)
軍首脳部 また‘右往左往’した
イ・スニョク記者


砲撃から1時間過ぎて3発発射
‘3倍対応指示’めぐり混乱


去る10日、北韓が延坪島側の北方境界線(NLL)近隣に砲弾を発射した当時、軍指揮部が対応強度と方法を巡り右往左往したことがわかった。

事件当日午後1時、北韓軍が砲3発を撃ち、内2発はNLL北側海域に、1発は0.6km南側海域に落ち、わが軍は午後2時を過ぎてから3発の対応砲撃を行った。これと関連して国会国防委員会シン・ハクヨン議員(民主党)は18日「合同参謀から提出させた作戦日誌を分析した結果、状況の報告を受けた2艦隊司令部で‘3倍対応’原則により10発を射撃するよう延坪部隊に指示したが履行されなかった」として「合同参謀と各部隊がテレビ会議を進行した後に北方境界線を越えた1発に対してのみ3発の対応砲撃がなされた」と明らかにした。海兵隊の延坪部隊が海軍の作戦指示を履行せず、合同参謀と2艦隊司令部、延坪部隊などがテレビ会議を行い軍の対応が一時間以上遅れたということだ。


シン議員は「合同参謀では挑発当時、NLLの南側に落ちた砲弾が1発だから3発対応したことは適切だったと言っているが、その主張に従うならば第2艦隊司令官がむやみに無理な射撃指示を与えたことになり軍の対応に混乱があったことは明らかだ」として「キム・クァンジン国防長官が強調した‘先措置 後報告’指針も有名無実だった」と指摘した。


これに対して合同参謀公報室ノ・ジェチョン中佐は、国防部ブリーフィングで 「(2艦隊司令部が)そうしろと指示を与えたのではなく、どのように対応するか状況を判断する過程から出た話の中の一つ」と話した。だが、シン・ハクヨン議員室関係者は「2艦隊司令部が明らかにそのような指示を与えた」として「合同参謀がまた嘘をついている」と反論した。


シン議員は北韓の挑発当時、延坪島とペクリョン島に配置されていた新型の対砲兵レーダー‘アーサー’は北韓の砲弾5発の軌跡を全く追跡できず、無用の長物だったことが明らかになったとし、装備欠陥と予算浪費論難が起きるだろうと指摘した。


イ・スニョク 記者hyuk@hani.co.kr


原文: 訳J.S