原文入力:2009-03-01午後10:43:37
“単純暴行” “政治テロ” 主張伯仲
警察, 東義大対策委 代表イ氏 令状申請
4人逮捕令状は棄却…民家協 “過剰捜査”
ノ・ヒョンウン記者,チェ・ヘジョン記者
←チョン・ヨオク議員
ハンナラ党 チョン・ヨオク議員暴行事件を捜査しているソウル,永登浦警察署捜査本部は去る27日、チョン議員の喉首を掴んで顔を引っ掻いた疑惑(暴力行為など処罰に関する法律違反)で5・3東義大事件家族対策委員会代表イ・某(68・女)氏の拘束令状を申請した。イ氏は警察で「チョン議員を発見して押し退けたり喉首を掴もうとしたりはしたが顔を殴ることはなかった」と述べたと分かった。警察関係者は「喉首を掴んだり押し退けたのも暴行は暴行」としながら「関連法により厳正に処理する」と話した。
しかし当時現場に共に行ったミン・某(48)氏など4人に対して警察が申請した逮捕令状は棄却された。ソウル南部地方裁判所は1日、「これらが暴行に加担したかを証明できる弁明が不足している」と棄却理由を明らかにした。警察はミン氏など4人が事件が起きた国会本館に入る姿が写された閉回路テレビを根拠に逮捕令状を申請したことが分かった。警察関係者は「4人に対しては今後、任意同行を要求し捜査を継続する」と話した。
民主化実践家族運動協議会(民家協)の側では「今回の事件はイ氏一人でチョン議員側に行ってもめごとを起こしたもので、多数が集団暴行をしたとのことは事実無根」と明らかにした。警察がチョン議員の主張に基づき証拠もなしに令状を乱発し過剰対応しているということだ。永登浦署は事件当日の27日、永登浦警察署長を本部長として50人余りのマンモス級捜査本部を設けた。警察が殺人・子供拉致など民生治安事件ではない‘単純暴行’事件に捜査本部まで設けるのは異例だ。
イ氏の逮捕過程についても適法性論議がおきている。警察は去る27日イ氏を緊急逮捕し調査を進めたが、当初警察申告は‘単純暴行’として受け取られたためだ。緊急逮捕は‘3年以上の有期懲役’になりうる重い犯罪の場合に例外的に認められる。民主社会のための弁護士会所属イ・グァンチョル弁護士は「現場にいた国会警衛が112申告をしたが、その内容は単純暴行だった」として「単純暴行事件で緊急逮捕するのは有り得ないこと」と話した。
チョン議員は現在漢南洞のスンチョンヒャン大病院に入院した状態だ。病院関係者は「チョン議員の左眼角膜に若干損傷があり軽い打撲傷がある状態」として「チョン議員が全身に痛みを訴え鎮痛剤処方をした」と話した。
一方、ハンナラ党はチョン・ヨオク議員が暴行を受けた事件を‘民主主義に対する政治テロ’と規定し、責任者の処罰など強硬対応を要求した。キム・ヨンソン,キム・クムネ,チョン・オギム,イ・ウンジェ議員などハンナラ党女性議員らは△徹底した真相調査および責任者に対する応分の措置△国会議員の身辺安全保障△今回の事態に対する野党の立場表明などを要求した。
ノ・ヒョンウン,チェ・ヘジョン記者goloke@hani.co.kr