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女性界 ‘民主主義逆行’ 叱責

原文入力:2009-02-27午後09:58:32
チェ・ウォンヒョン記者

過去の独裁政権に対抗して民主化闘争を行った女性元老らがイ・ミョンバク政府の‘民主主義逆行’を叱責し“民主主義を守るために女性が立ち上がろうと”と促した。

パク・ヨンスク前韓国女性財団理事長,シン・ピルキュン前社会福祉共同募金会事務総長など女性界の元老と活動家40人余りは3・1運動90周年をむかえ、27日ソウル,世宗路のプレスセンターで記者会見を行い「3・1運動,反独裁闘争などで民主主義を守ってきた女性の力を集めて現政権になって後退している民主主義を再び生かす」と明らかにした。彼らはこの日出した‘民主主義希望女性宣言’で「イ・ミョンバク政府1年間に民主主義と民生は破綻の危機に、血と汗で成し遂げた民主主義は逆回転し、民族の平和は一触即発の危険に置かれている」として「独裁と家父長制を乗り越えて民主と人権を実践してきた女性が再び立ち上がる」と宣言した。パク前理事長とイ・ヒョジェ前梨花女子大教授,チョ・ファスン牧師,イ・キョンスク前国会議員,チョン・ヒョンベク成均館大教授,クォン・ミヒョク韓国女性民友会常任代表,ナムユン・インスン韓国女性団体連合常任代表など269人は‘民主主義を守る女性たち’(仮称)という全国女性連帯組織の結成に立ち上がった。

パク前理事長はこの日「民主主義時計が独裁政権時の1970年代に戻っている」として「その時、民主化のために麻布手拭(*)をかぶって立ち上がった女性たちの決断と意志を生き返らせよう」と話した。キム・インギョン円仏教教務は“歴史の流れに逆行する政府に対して私たちの社会の母親らちが鞭を持って出た」として「政府は真の民主主義と愛国を回復しなさい」と促した。チョン・ヒョンベク成均館大教授は「経済危機は民主主義なしでは解決できない」として「‘分け前’を主張して実践してきた女性が民主主義回復に立ち上がるべきだ」と話した。チョン・カンジャ前国家人権委員会常任委員は「民主化運動に努力した女性がこのように再び集まった」として「民主主義守ろうと思う意思が全国に野火のように広がることを期待する」と話した。

この日記者会見場では現政権に対する苦言があふれた。クォン・ミヒョク韓国女性民友会常任代表は「過去の時期には独裁政権が思うままにした言論問題に対して女性が‘視聴料納付拒否運動’に出たことがある」として「今報道機関と関連した‘MB悪法’が推進されているが、もう一度その時のような女性運動が必要だ」と話した。シム・サンジョン進歩新党常任代表は「最近パク・ポムフン中央大総長が学生に性暴行発言をしたのは就任前のイ・ミョンバク大統領が‘マッサージガール’発言をしたのと関係がなくはない」として「イ政府で女性の人権は最大の攻撃対象」と批判した。チェ・スンヨン前民主労働党国会議員は「イ・ミョンバク政府になって、教育はより一層両極化するなど黙って見ていることはできない状況に達した」として「地域の草の根からの女性連帯で力を集めよう」と話した。

オ・ユソク女性政治勢力民主連帯常任代表は「民主主義の危機の中で民主女性勢力が連帯する大きい枠組みが必要で、このように‘万民共同会の’のような集いを設けることにした」と話した。

チェ・ウォンヒョン記者circle@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/women/341372.html

原文: 訳J.S

(*)麻布手拭と女性運動(訳者注)
87年1月14日ソウル大パク・ジョンチョル君が南営洞対共分室に連行され水拷問で死亡した。軍事独裁の抑圧により誰も立ち上がることができなかった時期であるのに女性連合は拘束を覚悟して恐怖の象徴だった南営洞対共分室前でデモをすることにした。1月16日10時南営洞金星劇場の前に50人余りの女性が集まり対共分室に向かって警察によって強制解散するまで20分間余り行進を敢行した。
この時初めて'民主主義が死んだ'という意味で、またパク・ジョンチョル君の死を哀悼する意味で麻布手拭をかぶった。この事件以後、麻布手拭は女性たちの民主化闘争の象徴になった。