原文入力:2011/08/10 22:36(1023字)
西海(ソヘ)NLL付近に2発落ち、再び緊張高揚
軍、対応射撃…住民100人余り 緊急待避
北韓軍が10日午後と夕方の二度にかけて西海岸北方境界線(NLL)海上に砲撃しわが軍が対応射撃をするなど西海北方境界線一帯がまた緊張感に包まれた。北韓が北方境界線付近で砲射撃をしたのは昨年11月の延坪島砲撃事件以後 初めてであり、延坪島住民たちは一時 案内放送に従い待避するなど肝を冷やした。
合同参謀本部はこの日「午後1時頃、北方境界線から11km、延坪島から19km離れた北韓 龍媒島(ヨンメド)南側で海岸砲射撃と推定される3発の爆発音が聞こえ、この内の1発が北方境界線付近に落ちたと推定され、わが軍も午後2時頃 K-9自走砲3発で対応射撃をした」 と明らかにした。合同参謀はまた「夕方7時46分頃にも2発の砲声が聞こえ、この内の1発が北方境界線近海に落ち わが軍が直ちに3発の対応射撃を行った」と付け加えた。
合同参謀関係者は「午後、砲声が聞こえた当時は西海上の視界が1km程度しかなく正確な着弾地点を確認できなかったが、観測装備により砲弾が北方境界線を越えたと判断し対応射撃措置をとった」とし「夕方には砲撃直後に対応射撃を行った」と説明した。この関係者はまた「わが方に被害があったとすれば直ちに対応に出たが、そうでないために午後1時25分頃 国際商船通信網を通じ北側に警告通信をした後 対応強度を定めた」と話した。 今回の砲撃による軍と民間人の被害はなかった。
軍関係者は北韓の相次ぐ砲撃の背景と関連して「北韓軍の射撃訓練期間であると推定され、これに対する事前予告はなかった」として「訓練過程で起きた偶発的なものなのか意図的なものなのかはまだ確認できず、鋭意注視しており夕方の砲撃以後には特異動向はない状態」と話した。
延坪島住民100人余りはこの日午後、初めての砲声直後に待避所6ヶ所へ分散して20~30分間待避し、一部住民たちは夕方に再び砲声が聞こえると延坪面事務所に集まり「陸地に行く船を出してくれ」と要求し抗議した。 パク・ビョンス先任記者、仁川/キム・ヨンファン記者 suh@hani.co.kr
原文: 訳J.S