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イ・ゴンヒ会長が言及した‘グループ不正腐敗’とは

原文入力:2011/08/10 09:37(944字)
三星テックワン‘組織的性能改ざん’
ファン・チュンファ記者、キム・ジェソプ記者

前役員‘解雇無効’訴訟で明らかに

イ・ゴンヒ(69)三星会長が去る6月 「三星グループ全体に不正腐敗が広まっている」 と公開的に叱責した理由は、防衛産業業者である三星テックワンの‘組織的な性能改ざん’のためだったことが明らかになった。 こういう事実は当時解雇された三星役員が会社を相手に提起した‘解雇無効確認’訴訟で明らかになった。特にこの役員が事業部長であった三星テックワンのパワーシステム事業部は継続的に空軍と海軍に航空機エンジンと船舶用ターボ圧縮機などを生産・納品した所であり、性能改ざんが事実であることが明確になれば、相当な波紋を呼ぶものと見られる。

イ会長の叱責以後、三星の大量懲戒過程で解雇された三星テックワン前パワーシステム事業部長イ・ジョンフン(53)専務は三星テックワンと三星グループ キム・スンテク未来戦略室長などを相手に去る8日ソウル中央地裁に‘解雇無効確認など’訴訟を起こした。

そこで明らかになったイ前専務の懲戒理由などを総合すれば、三星テックワンは受注のために‘改ざんされた’試験成績書を顧客に提示したが、その対象は2008年と2009年販売製品の60%に及んでいた。 具体的には、開発部署が機械の核心性能である流量とパワーを膨らませ顧客に示し、出荷検査時はあらかじめ入力しておいた虚偽データが出力されるよう性能計測器を操作し品質が高いように欺いていた。

イ前専務はグループ未来戦略室が自身の業務遂行をわい曲し一方的に解雇したからには「不法行為に対する慰謝料1億ウォンと給与と年次手当、賞与・収益分配金など計7億8000万ウォン余りを支給せよ」と要求した。 三星グループ未来戦略室関係者は「訴状を受け取り内容を検討した後に対応する」と明らかにした。

ファン・チュンファ、キム・ジェソプ記者 sflower@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/491151.html 訳J.S