原文入力:2009-02-26午後08:05:30
学校名あげずに “外国語高校1~2等級 不合格”
支援者数あげずに “一般高校100%合格も”
ユ・ソンヒ記者
←ソ・テヨル高麗大入学処長(中央)が26日ソウル,安岩洞の高麗大百周年記念館で高校等級制適用疑惑に対して解明する間、水を飲んでいる。 左側はユ・ジンヒ高麗大教務処長。 キム・ジンス記者jsk@hani.co.kr
高麗大が26日午後、高校等級制適用などこの間ふくらんだ疑惑と関連して‘対国民説明会’を開いた。しかし主な論議の的である教科・非教科領域の実質反映比率を公開せず当落逆転現象の具体的理由も説明しないまま「特別目的高校優待や高校等級制はしなかった」という主張だけを繰り返した。
ソ・テヨル高麗大入学処長はこの日高麗大百周年記念館で開いた説明会で「特別目的高校で1~2等級の学生が落ちて、一般高校4等級学生は合格した事例がある。これが高校等級制をしなかったという決定的証拠」と話した。しかし脱落した1~2等級特別目的高校生が首都圏主要外国語高校出身なのか、地方外国語高校出身なのかなどは「高校序列化の恐れがある」として返答を回避した。地方外国語高校の中には一般高校より成績が劣る学校もあるにも関わらず、このような事情を活用して疑惑をごまかそうとしたものだ。
ソ処長はまた「特定外国語高校生が90%近く合格したというが、一般高校の中には合格率100%だった学校もある」として特別目的高校を優待しなかったと主張した。こういう一般高校の志願者数を尋ねると‘5人以上’とだけ答え、正確な数字は明らかにしなかった。202人が志願して190人以上合格するなど5~7等級まで大挙合格したソウルのある外高と、1~2等級5人が志願して5人が合格した一般高校の合格率を単純比較する方法で首都圏特別目的高校優待疑惑に反論しようとしたものだ。
‘教科90%,非教科10%を反映する’という入試要綱に反したという指摘と関連しては「実際にも反映比率‘90対10’は守られた」と主張して‘当落逆転現象の理由’を尋ねるとすぐに「教科成績がほぼ同等で(実質反映率が低くて) 10%の非教科が大きい差になりうる」と話すなど論理的に矛盾した解明を繰り返した。非教科領域の反映方式も「学校生活・発達過程・成就を高麗大の基準に合うように実質化し評価した」と漠然とした説明をした。
ソ処長はいわゆるアルファ(α)・ケイ(k)値についても「学校間差異を無視できなくて‘補正内申’を使い、アルファとケイ値は内申補正常数」としつつも、この値をどのように求めるのか、この補正システムを適用すれば等級がどれくらい変わるのかは具体的に答えなかった。
高麗大は度重なる要請にもついに教科・非教科実質反映比率を公開しないまま「他の大学が皆公開するならば私たちもする」とし、身の程も知らず他大学らを引き込む態度を見せた。
ユ・ソンヒ記者duck@hani.co.kr