原文入力:2009-02-26午前01:40:32
“牛黄清心丸持ってこなかった、明日また会議しよう”
チェ・ヘジョン記者カン・ジェフン記者イ・ジョンエ記者
←コ・フンギル国会,文化体育観光放送通信委員長が25日午後、国会,文放委で22ヶ メディア関連法を一括上程した後、警衛らに囲まれて会議場を抜け出している。 カン・ジェフン選任記者khan@hani.co.kr
25日午後3時49分.
「3党幹事に追加交渉を要請したが全く進展がないようです。委員長としては放送法など22ヶメディア関連法を全て一括上程するほかはないと思います。」翌日に全体会議を開く問題について3党幹事協議結果の報告を受けた直後であった。コ・フンギル国会,文化体育観光放送通信委員会委員長の話が終わる瞬間、議員たちの前にあったコンピュータに言論関係法目録がいっせいに浮かび上がり、これに驚いた民主党議員らが委員長席に走った。この間にコ委員長の議事棒が3度鳴った。去る年末から国会を揺動させた言論関係法が上程される瞬間だった。
国会,文放委 ‘メディア法’奇襲上程
職権上程は奇襲的であったが、手続きは計画的だった。普段から心臓が良くないと知られているコ委員長は、この日常任委員会の途中で「牛黄清心丸持ってこなかった」「明日また会議しよう」と言って野党議員たちを安心させた。しかしコ委員長は保留法案を審査した途中、不意に法案を上程させた後あらかじめ準備した‘メディア関連法上程に対する立場’という声明を配布した。また議事日程をあらかじめ知らせなかったという是非を避けようとするかのように上程を宣言するやいなや議員のコンピュータに直ちに目録を浮かびあがらせるように措置していた。
コ委員長は去る19日に、言論関連法22件の目録を数え上げた後「この法案らをメディア法22ヶとする」と宣言することもした。職権上程の急で差し迫った瞬間に法案目録を一つずつ呼ぶのが困難だという点をあらかじめ準備していたわけだ。国会,文放委ハンナラ党幹事であるナ・ギョンウォン議員は‘(職権上程が)あらかじめ協議されていたのか’という問いに「答えられない」と答えた。しかしナ議員は去る24日国会,文放委所属議員の補佐陣らを突然呼び「職権上程する雰囲気ではない」として‘煙幕作戦’を展開したと分かった。補佐陣らは与野党間疎通が活発なだけに野党側に職権上程が難しいという雰囲気を流して油断させるようにしたものと見られる。コ委員長は職権上程直後、‘院内代表団と話がされたことなのか’という問いに「私の責任で行った。以心伝心ですることであり、それを全て許諾を受けてやるか」として自身の判断であることを主張した。
一方、民主党はこの日の夜から国会本庁6階文放委会議室で夜通し座り込みをして与党の後続奇襲処理に備えた。座り込みは組をつくって,議員らが順番に行うことにした。党関係者は「2月臨時国会が終了する来月3日まで夜通し座り込みをしなければならないのではないか」と話した。
チョン・セギュン代表はこの日夜10時から開かれた深夜議員総会で「1月6日与野党交渉団体合意書を書いて50日余りしか経っていないが野党にこのように詐欺を働くことができるのか」として「法案の名前さえまともに明示せずに上程したのは明確に無効であり責任はハンナラ党が負わなければならない」と批判した。チェ・ヘジョン,イ・ジョンエ記者idun@hani.co.kr