原文入力:2011/06/29 22:10(771字)
北韓がわが政府に通知せずに臨津江北側にあるファンガンダムを去る27日夜から放流していることが確認された。
京畿道、漣川郡と韓国水資源公社の関係者たちは29日「北韓は去る27日夜からファンガンダムの放流を始め三日連続で水門を閉じずにいる」とし「しかし、臨津江下流地域に被害は発生しておらず憂慮するほどの水準ではない」と話した。
北韓は2009年9月、ファンガンダムの水を突然放流し臨津江辺で野営をしていた避暑客6人が亡くなる事故を起こした後、わが方に放流する前に事前通報することを約束し昨年の放流時には通知していた。だが、今回はわが方に何の通知もなかった。
漢江洪水統制所はファンガンダム放流を一番最初に確認できる南方限界線内の‘必勝橋’の水位が去る28日朝8時を前後し4.49mまで上がり、警戒水位(3m)を軽く越え、29日午後5時現在で4.04mを記録したと明らかにした。ファンガンダムの放流が確認された後、昨年6月に完工した洪水調節ダムである京畿道、漣川の郡南ダムは27日から水門を開き臨津江の水位を調節している。
北韓地域には去る27日、台風‘メアリ’の影響で5~40㎜の雨が降り、29日には黄海道など一部地域で時間当り30㎜の豪雨が降っていると観測された。
北韓が2008年休戦ライン北側42.3km地点の臨津江に建設したファンガンダムは高さ34m、長さ880m規模で、総貯水量が八堂ダムの1.5倍にあたる3億~4億tに及ぶ。漣川/パク・ギョンマン記者 mania@hani.co.kr
原文: 訳J.S