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"化学物質 埋却報告書探したが 1979~80年に他の所に移した"

https://www.hani.co.kr/arti/politics/administration/479397.html

原文入力:2011-05-23午後10:45:45(1184字)
米8軍司令官 "枯れ葉剤 言及せず"

イ・スニョク記者

慶北、漆谷の米軍基地 キャンプ キャロルに多量の枯れ葉剤が埋却されたという疑惑と関連して、ジョン ジョンソン米8軍司令官が「(退役した米軍兵士が)ニュース報道で言及した地域周辺で(1978年に)化学物質、殺虫剤、除草剤、ソルベント溶液が入れられた多量のドラム缶を埋めたという1992年の米陸軍工兵団研究報告書が発見された」と23日明らかにした。

ジョンソン司令官(中将)はこの日、報道資料を出し「(枯れ葉剤埋却)主張が提起された以後から記録と報告書に対する包括的な調査を行った」とし、このように明らかにした。彼は一般的な環境報告書であるこの報告書に枯れ葉剤に関する直接言及はなく、1979~80年これらの物質と周辺40~60tほどの土壌が他の地域に移され処理されたと記載されていると説明した。しかし埋却されたドラム缶を移して処理した他の地域がどこかは確認できなかったと付け加えた。

ジョンソン司令官は、当初ドラム缶が埋却された地域に対する2004年の後続調査で少量のダイオキシンが検出されたと明らかにした。ダイオキシンは枯れ葉剤に含まれる発ガン物質として知られている。彼は「地面内部を観察できる地下透過レーダーを動員し、13ヶのボーリング孔を穿った」として「12ヶ(ママ)のボーリング孔の内、1ヶのボーリング孔からダイオキシンの痕跡が検出された。だが、健康に無害な程度であった」と話した。米軍当局はニュース報道で埋立地と指定された地域と工兵団報告書に出てきた地域が同一な場所であるかを確認した後、該当土地から枯れ葉剤成分が検出されるか、移された物質と土はどこでどのように処理されたのかなどを調査する予定だと付け加えた。

環境部と慶北道、漆谷郡、環境団体関係者などで構成された18人の民官共同調査団はこの日初めて現地調査を始めた。調査団は退役した米軍兵士が枯れ葉剤を埋めたと指定したヘリコプター着陸地周辺地形地物などを見て回った後、米軍関係者たちから説明を聞いた。ジョンソン司令官はこの日午後、国務総理室を訪問しユク・ドンハン国務次長(枯れ葉剤埋却疑惑政府対応タスクフォースチーム長)と面談し「今回の事案の緊急性と重要性をよく分かっており、キャンプ キャロル基地公開に続き韓・米共同調査に積極的に参加する」と話したと総理室が明らかにした。

イ・スニョク、ナム・ジョンヨン記者、キム・ジョンチョル先任記者 hyuk@hani.co.kr

原文: 訳J.S